韓國人男性がフィリピンに置き去りにした子どもたち―華字メディア

Record China    2020年12月5日(土) 22時(shí)20分

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世界華人週刊はこのほど、韓國人男性に捨てられたフィリピン人の女性とその子どもについて取り上げ、「フィリピンで韓國人の父親を待っている子どもは少なくとも3萬人に上る」と指摘した。資料寫真。

華字メディアの世界華人週刊はこのほど、韓國人男性に捨てられたフィリピン人の女性とその子どもについて取り上げ、「フィリピンで韓國人の父親を待っている子どもは少なくとも3萬人に上る」と指摘する記事を掲載した。以下はその概要。

「中國のドラマを見ると結(jié)婚に恐怖を感じるが、韓流ドラマはその逆。結(jié)婚への憧れを抱かせる」とある人が言った。だが現(xiàn)実は殘酷だ。フィリピンには韓國人男性と付き合った後、捨てられてしまい、相手との間に生まれた子どもを1人で育てねばならない若い女性たちがいる。中には経済的なプレッシャーや周囲のうわさ話に耐えかねて子どもを捨ててしまう母親もおり、孤児院が受け入れる子どもの數(shù)が増えるにつれて現(xiàn)地政府も重視するようになった。こうした子どもたちは「コピノ」と呼ばれる。

では、なぜこれほど多くの女性が捨てられることになるのか。ここ數(shù)年、韓流は東南アジア全體を席巻し、韓流ドラマの影響で女性たちは「いつかオッパ(韓國語で『お兄さん』の意)と結(jié)婚する」という夢を抱いた。それは単に考えてみただけのことなのだろうが、フィリピンの學(xué)費(fèi)や生活コストは安く、ソウルからマニラまで飛行機(jī)でわずか4時(shí)間しかかからない。多くの韓國人がフィリピンで英語教育を受けるようになり、韓國メディアは「2004~08年に計(jì)10萬2134人がフィリピンで學(xué)んだ」と報(bào)じた。経済の回復(fù)に伴ってこの數(shù)字はここ數(shù)年、爆発的な増加を見せ、現(xiàn)地女性が韓國人男性と出會(huì)うのも容易になった。そして、現(xiàn)地観光業(yè)の活況も出會(huì)いの機(jī)會(huì)を増やした。長年、韓國人観光客はフィリピンを訪れる外國人観光客の最多を占めており、17年は延べ160萬人以上に達(dá)した。

數(shù)年前、ある女性は互いに一目ぼれした韓國人男性と交際を始めた。數(shù)カ月後、男性が韓國で結(jié)婚していることを知った女性は別れを選んだが、自身の妊娠に気付き、子どものためにと付き合いを続けた。男性は「責(zé)任を取る。ずっとそばにいる」と言ったものの、女性の出産を待たずに帰國。男性がその後戻ってくることはなく、この女性は今、周囲の視線に耐えながら1人で子どもを育てている。似た境遇の女性の中には韓國に行って「夫」を探す人もいて、韓國メディアによると約60人の女性が子どもや男性の寫真を手に、四方尋ね歩いているという。

一方、こうした韓國人男性の大部分は最初から真剣に付き合うつもりなどなく、責(zé)任を負(fù)うことも考えていない。交際の動(dòng)機(jī)の多くは「寂しさを紛らす」で、男性たちはここに留まることがないことも女性を韓國に連れて帰るのは不可能ということも分かっている。フィリピンでは大部分の人がカトリック教徒で、中絶はその教えに反する。身ごもった女性たちに選択のすべはなく、こうして生まれた子どもたちは最も悲慘で苦しい立場に置かれる。

統(tǒng)計(jì)によると、少なくとも3萬人の子どもがフィリピンで韓國人の父親の帰りを待っている。さまざまなプレッシャーから母親に置き去りにされる可能性もあるが、それを免れたとしても冷たい視線や差別にさらされる。家が貧しくて退學(xué)を余儀なくされる子どもや、ストリートチルドレンになる子どももいる。無責(zé)任な韓國人男性は子どもに命を與えたが、子どもの人生への責(zé)任を考えたことはなく、最終的に一番傷付くのはこうした子どもたちなのだ。

韓國とフィリピンの両政府がこの問題に対応しなければ、無責(zé)任な男性もだまされる女性もますます増える。そうなると、より多くの子どもが捨てられることになるのだ。どのような理由があっても子どもを欲望の犠牲にしてはならない。(翻訳?編集/野谷

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