韓國の政界を揺るがしている秋美愛法相と尹錫悅検事総長(zhǎng)の対立をめぐり、両者の辭任で決著を目指すシナリオが文在寅政権內(nèi)で浮上している。聯(lián)合ニュースなどは「丁世均首相が文大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)合で同時(shí)辭任の必要性に言及した」と報(bào)じたが、前代未聞の対立劇の先行きは不透明だ。

政権與黨や閣僚の不正に切り込む捜査を続ける尹検事総長(zhǎng)について、秋法相は11月24日、「政治的中立に関する検事総長(zhǎng)の威厳と信頼が損なわれた。これ以上の職務(wù)遂行は許されない」と発表。職務(wù)停止を命じるとともに、解任を念頭に懲戒処分を請(qǐng)求した。その根拠としてはチョ?グク前法相の職権亂用など主要事件を擔(dān)當(dāng)する判事の政治的傾向の情報(bào)を収集したことなど六つの「罪狀」を挙げた。

これに対し、尹検事総長(zhǎng)は直ちに職務(wù)停止命令の執(zhí)行停止を申し立て、ソウル行政裁判所は1日、尹氏の申し立てを認(rèn)めた。職務(wù)排除が「検察の中立性保障のため総長(zhǎng)の任期を2年と定めた法律の趣旨を無視するもの」などが理由だった。主に外部の有識(shí)者で構(gòu)成される法務(wù)省の監(jiān)察委員會(huì)も同日、緊急會(huì)議を開いて、「尹検事総長(zhǎng)に対する懲戒請(qǐng)求と職務(wù)停止、捜査依頼は不適正」「重大な手続き上の欠陥がある」と議決した。

現(xiàn)職の検事も大半が尹検事総長(zhǎng)の応援に回った。朝鮮日?qǐng)?bào)によると、全國59検察庁のすべての検事と検事長(zhǎng)?高等検察庁長(zhǎng)はもちろん、検事総長(zhǎng)代行が「法治破壊」「検察を権力の侍女にするもの」と反発して立ち上がった。これに秋法相を補(bǔ)佐する法務(wù)省の次官と課長(zhǎng)たちも加勢(shì)した。

こうした中、聯(lián)合ニュースは「丁首相が11月30日に尹検事総長(zhǎng)の懲戒問題などについて文大統(tǒng)領(lǐng)と意見交換した際、懲戒問題が國政運(yùn)営の大きな負(fù)擔(dān)になっていると懸念を示した上で、懲戒の手続きと関係なく尹氏が職務(wù)を遂行できない狀態(tài)を自ら招いただけに辭任は避けられない狀況だと述べた」と報(bào)道。丁首相は秋法相の去就には觸れなかったとされるが、聯(lián)合ニュースは「國政運(yùn)営の負(fù)擔(dān)に言及したことは対立が深まっている現(xiàn)狀況に終止符を打つために同時(shí)辭任が避けられないというメッセージではないかとの見方が出ている」と伝えた。

ハンギョレ新聞はさらに踏み込んで「対立する法相と検事総長(zhǎng)の雙方辭任を建議」と報(bào)じた。大統(tǒng)領(lǐng)府関係者は「そうした趣旨の話を丁首相がしたのは事実だ」と確認(rèn)。首相室関係者も「首相は検事総長(zhǎng)が自ら辭任するのが望ましく、そうなれば秋法相も辭任すべきではないかという趣旨の発言をした」と語ったという。

文大統(tǒng)領(lǐng)の反応は不明だが、尹検事総長(zhǎng)はあくまで徹底抗戦の構(gòu)えを崩していない。韓國の憲政史上初の異常事態(tài)が落ち著くまでには、まだ一山も二山もありそうだ。（編集/日向）