中國で12月4日から劇場公開されるファンタジー?アクション映畫「赤狐書生（原題）」。この作品のために、映畫音楽の巨匠?久石譲が作曲し、オーケストラを編成したことが大きな話題を呼んでいる。

久石譲といえば、アニメ「天空の城ラピュタ」、「千と千尋の神隠し」、「となりのトトロ」などの音楽を擔(dān)當(dāng)し、數(shù)々の名曲を生み出した作曲家で、日本のみならず海外でも人気がある。

「赤狐書生」の主人公は、科挙のために都へ向かう書生?王子進(jìn)と、その命を狙うキツネの妖怪?白十三。旅を共にするうちに親友となった2人が、いくたびもの危機(jī)を乗り切っていく冒険物語だ。王子進(jìn)は臺灣出身の若手俳優(yōu)チェン?リーノン（陳立農(nóng)）が、白十三は「GO！GO！シンデレラは片想い」で大ブレイクしたリー?シエン（李現(xiàn)）が演じる。

久石は、書生と妖怪の純粋な友情に心打たれて作曲を快諾したという。映畫の世界観を最大限に表すため、フラジオレットという珍しい木管楽器を?qū)毪贰?9人のオーケストラを特別編成した。「今回の映畫はとても素晴らしくできていると思います。ファンタジー?アクションですが、2人の若者の友情みたいなものが、とてもしっかりと描かれています。音楽的にも、本當(dāng)にエンターテインメントとして楽しめる、ダイナミックでありながら、きちんとしたよいものができたと思って満足しています」とコメントしている。

制作側(cè)は久石の快諾を「信じられなかったと」し、その作品について「若者同士の友情が段階を経て深まる様子を音楽が表現(xiàn)しているので、きっと視聴者の心に響くでしょう。久石先生はどんな音とその強(qiáng)弱が、映畫をより魅力的にするかを知り盡くした大ベテランです」と絶賛している。

公開も間近となった「赤狐書生」。映像と音楽のどちらにも期待できるこの作品は、日本の華流ファンの間で早くも「日本上陸を」の聲が上がっており、その日が心待ちにされている。（提供/華流?anomado）