インド、中國によるダムの「武器化」を懸念―仏メディア

Record China    2020年12月6日(日) 9時(shí)30分

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2日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、中國によるチベット高原でのダム建設(shè)に向けた動(dòng)きに対して、インド國內(nèi)から憂慮の聲が出ていると報(bào)じた。寫真はヤルンツァンポ川。

2020年12月2日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、中國によるチベット高原でのダム建設(shè)に向けた動(dòng)きに対して、インド國內(nèi)から憂慮の聲が出ていると報(bào)じた。

記事は、中國メディアの報(bào)道として、中國電力建設(shè)集団の董事長が11月26日に中國水力発電工程學(xué)會(huì)40周年記念総會(huì)にて、以前中國政府が「第14次五か年計(jì)畫および2035年のビジョン」で打ち出していたヤルンツァンポ川下流の水力発電開発計(jì)畫について「実施以外にない」と強(qiáng)調(diào)したことを伝え、ダム建設(shè)工事が近い將來始まる可能性があるとした。

その上で、チベット高原にあるヤルンツァンポ川が南アジア地域の重要な水源であり、中國からインドへと注ぐ河川であると紹介。このため、この川の水力発電開発は両國間においてセンシティブな話題であり続けたとし、2008年ごろに中國が「南水北調(diào)」プロジェクトの一環(huán)としてダム建設(shè)を計(jì)畫しているとの情報(bào)が流れ、當(dāng)時(shí)のインド首相だったシン氏が訪中時(shí)にこの件について言及したと伝えている。この時(shí)は、09年に當(dāng)時(shí)の中國水利部長が「ヤルンツァンポ川から黃河に水を入れる計(jì)畫はない」と明確に否定したという。

記事は、中國側(cè)のダム計(jì)畫について、インドの政治學(xué)専門家が數(shù)日前にインド紙インディアン?エクスプレスに「ヒマラヤの水爆弾」と題した文章を掲載、下流の田畑が痩せること、生物の多様性が破壊されること、地震リスクが高いことから「沿岸各國に対し、ヤルンツァンポ川へのダム建設(shè)反対を呼び掛けるべきだ」と主張したことを紹介した。

また、ヒンディスタン?タイムズもこの問題に觸れ「現(xiàn)在、中印両國が國境地域で衝突を起こしている狀況を鑑み、インドは中國がどのようにしてヤルンツァンポ川を『武器化』するか評価しなければならない。中國にこの川を支配されれば、インド経済は首を絞められることになる」と報(bào)じたことを伝えている。

さらに、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)が、下流地域で乾季でも水が使えるようになるなど、ダム建設(shè)はインドにも恩恵を與えるという専門家の見方を伝える一方で、ダム建設(shè)がインドにとって恩恵になりうるかの前提條件は「良好な中印関係にある」と指摘したことを報(bào)じた。(翻訳?編集/川尻

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