中國が11月24日に打ち上げた嫦娥5號(hào)は12月1日には月面に著陸した。計(jì)畫がこのまま順調(diào)に進(jìn)めば、月面で採取した土壌サンプルを12月16日ごろには地球に持ち帰ることになる。一方、インドが2020年內(nèi)に打ち上げる予定だった月探査機(jī)のチャンドラヤーン3號(hào)は、打ち上21年に延期された。米華字メディアの多維新聞は4日、インドメディアを引用しつつ、インドの月探査および宇宙探査全體を紹介した。

チャンドラヤーン3號(hào)は當(dāng)初、11年11月までに打ち上げると報(bào)じられていた。しかしインド宇宙庁?fù)?dān)當(dāng)のジテンドラ?シン國務(wù)大臣は9月になり、打ち上げは21年初頭になると表明した。

インドも宇宙開発には力を入れている。衛(wèi)星打ち上げ技術(shù)はすでに掌握し、14年には探査機(jī)を火星周回軌道に乗せることにも成功した?，F(xiàn)在は金星探査機(jī)の打ち上げも計(jì)畫しているという。

しかし、月探査については19年9年にチャンドラヤーン2號(hào)を打ち上げたものの、本體から切り離された著陸機(jī)が月面への降下中に消息を絶ち、後になり月面に激突していたことが判明した。

インドはチャンドラヤーン3號(hào)で、改めて月面軟著陸を目指した。計(jì)畫通りなら中國の嫦娥5號(hào)と前後して月に向かうはずだった。多維新聞は「新型コロナウイルス肺炎が大流行した影響を受け、中國の嫦娥5號(hào)との競爭に敗北した」と評(píng)価した。

多維新聞はインドの宇宙開発を中國と比較した場合、「努力はしている」と評(píng)した上で、根本的な問題點(diǎn)として宇宙開発に莫大な予算を投じる中國にはかなわないと指摘。中國は人工衛(wèi)星や探査機(jī)の研究開発だけでも、2000年には2260萬ドルを投じ、16年には3億8660萬ドルにまで大幅に増額したと紹介した上で、インドについては「直面する経済問題が、宇宙産業(yè)の刷新能力を弱めてしまった」と論評(píng)した。（翻訳?編集/如月隼人）