「本物」すぎて本家もびっくりの中國偽ブランド靴、どうやって作った?―中國メディア

Record China    2020年12月9日(水) 10時(shí)20分

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6日、観察者網(wǎng)は、「?jìng)违芝楗螗裳イ我淮螽b地」として知られる福建省莆田市について紹介する記事を掲載した。

2020年12月6日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、「?jìng)违芝楗螗裳イ我淮螽b地」として知られる福建省莆田市について紹介する記事を掲載した。

記事によると、先日、上海の警察當(dāng)局が莆田で製造されていた有名スポーツブランド靴の模造品1億2000萬元(約19億2000萬円)相當(dāng)を押収した。模造品はネットショップなどを通じて中國全土に向けて販売されていたという。

莆田の商人は「中國のユダヤ人」と稱されるほど商魂たくましく、木材、寶飾品、建築資材など多くの業(yè)界の製品で大きな市場(chǎng)シェアを獲得している。明の時(shí)代から靴の生産が盛んで、全國的にも重要な靴の生産地域になっているという。現(xiàn)地には靴の材料を扱う企業(yè)が4200社以上あり、年間12億足の靴が生産されるそうだ。

ただ、靴は靴でも「?jìng)违芝楗螗裳ァ工F(xiàn)地の「特産品」と呼ばれており、その出來栄えは本物と見分けがつかないどころか、「時(shí)として本物より質(zhì)が高いことすらある」という。莆田市長はかつて「笑えない話」と前置きした上で、「正規(guī)のブランド靴が2年で壊れたのに対して、その模造品は3年履いてようやくガタが來た」と語った。

記事によると、現(xiàn)地でブランド靴の模造品製造が始まったのは1990年代だという。有名ブランドの代理生産工場(chǎng)の従業(yè)員に賄賂を渡して設(shè)計(jì)図を受け取り、既存の生産ラインと低廉な原料、人的コストを生かして模造品を作り始めたとのことで、やがて代理生産工場(chǎng)の管理が厳しくなって図面が手に入らなくなると、正規(guī)の完成品を分解して構(gòu)造や材料を研究し、本物そっくりの靴を作れる金型を作り上げ、大量生産するようになったという。

記事は、「莆田の技術(shù)をもってすれば質(zhì)の高い自主ブランドの靴を作ることができるはず」とした上で、現(xiàn)地でブランド作りが進(jìn)まない理由として「経営者たちが長期的なビジョンを持たず、目先の利益を得ようとしているために、模造品を作るパワーをブランド作りに回そうとしない」點(diǎn)を指摘している。

そして、「莆田の人たちが自らの靴づくり技術(shù)を大切にし、一日も早く『ニセ靴の都』の帽子を脫ぎ捨て、みんなから尊敬される自主ブランドを作ることを願(yuàn)う」とするとともに、そのためには消費(fèi)者一人ひとりが行動(dòng)によって「中國製」を支持する姿勢(shì)を示す必要もあると結(jié)んだ。(翻訳?編集/川尻

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