米華字メディアの多維新聞は9日、ミスのない操縦で被害を最小限に食い止めた中國(guó)空軍のパイロットに一等功労勲章が授與されたことを報(bào)じた。

記事によると、表彰されたのは南部戦區(qū)の王建東（ワン?ジエンドン）氏。今年9月の訓(xùn)練に參加した王氏はバードストライクでエンジンが完全に止まった戦闘機(jī)J-10（殲10）を冷靜に操り、22の操作をミスなくこなした。住宅地を避けるため37秒間に3回針路を変え、高度75．9メートルで脫出。機(jī)體は墜落したが「損失を最低限に抑え、市民の安全を最大限守った」と評(píng)されており、軍事専門家の王明亮（ワン?ミンリアン）氏は「今回の完璧な狀況処理は優(yōu)れた技術(shù)と冷靜沈著なパイロット、高性能な機(jī)體という要素があったからこそだ」との考えを示した。

記事は、「パイロットによる処理全體から見ると、J-10の全體としての性能は確かに比較的良く、各段階でトラブルが起きても操縦を続けることができた。エンジン停止の後も一定の滑空時(shí)間が得られている」と王明亮氏が指摘したことを伝えるほか、過去にもバードストライクに見舞われたJ-10のパイロットが厳しい條件が重なる中で機(jī)體を無(wú)事著陸させたケースがあることを紹介した。（翻訳?編集/野谷）