人民網日本語版 2020年12月11日(金) 20時0分
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歐米で最近、ミンクが新型コロナウイルスを人にうつすケースが発生し、2000萬匹近くのミンクが殺処分された。それではミンクはどのようにして新型コロナウイルスを人にうつすのだろうか。寫真はスペイン。
歐米で最近、ミンクが新型コロナウイルスを人にうつすケースが発生し、2000萬匹近くのミンクが殺処分された。それではミンクはどのようにして新型コロナウイルスを人にうつすのだろうか?!竾铱茖W評論」(National Science Review,NSR)電子版に、中國農業(yè)科學院哈爾浜(ハルビン)獣醫(yī)研究所の歩志高(ブー?ジーガオ)氏率いるチームによる研究論文「新型コロナウイルスのミンクにおける増殖、発癥及び感染力の研究」を掲載した。ミンクが人に新型コロナウイルスをうつすメカニズムを説明した。科技日報が伝えた。
研究者が人から分離した新型コロナウイルスを鼻腔からミンクに感染させたところ、ウイルスがミンクの鼻腔と肺臓で活発に増殖するとともに、ミンクの上?下気道で人の感染者と極めて似通った病理學的損傷(肺の血栓の形成を含む)を引き起こすことが分かった。より重要なのは、新型コロナウイルスが呼吸器の飛沫を通じミンクの間で効率的に感染拡大することが分かったことだ。
研究はさらに、SARS-COV-2組み換えタンパク質ワクチンをミンクに接種することで、肺の損傷を予防できることを証明した。同研究は、ミンクは人の新型コロナウイルス感染を最も良く想定できる動物模型だと判斷した。また、研究者は新型コロナウイルスのスパイク(S)タンパク質を利用しサブユニットワクチンを作り、これを使いミンクに免疫をつけてから新型コロナウイルスで攻撃したところ、免疫をつけていない対照用のミンクに深刻な肺の病理學的変化が発生した。免疫をつけたミンクの肺には明らかな病理學的変化がなく、ウイルス抗原も検出されなかった。また、これらのミンクはウイルスをそれとの接觸者にうつせなかった。
研究結果はミンクの新型コロナウイルス対策に重要な指導を提供し、ワクチンで免疫をつけることでその感染拡大を遮斷できることを証明した。新型コロナウイルスの感染や発癥メカニズムの研究、予防?治療ワクチンや薬品の研究開発に対してより理想的な新型動物感染模型を提供した。同時に新型コロナウイルスにより壊滅的な被害を被っている歐米のミンク産業(yè)、及び中國のミンク産業(yè)に重要な防疫科學技術サポートを提供する。
この研究は哈爾浜獣醫(yī)研究所、廈門大學公衆(zhòng)衛(wèi)生學院、國家獣用薬品工程技術研究センターが共同で行った。共同筆頭著者は師磊氏、鍾功勲氏、溫志遠氏、王●氏(●は羽へんに中)、何希君氏、袁権氏で、共同連絡著者は歩志高氏と陳化蘭氏。この研究は國家重點研究開発プロジェクトと黒竜江省応用技術研究開発プロジェクトの資金援助を受けている。(提供/人民網日本語版?編集/YF)
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