中國(guó)メディアの中國(guó)新聞網(wǎng)は11日、「南京大虐殺（南京事件）の生存者の女性と日本人教師の間に心溫まる友情がある」と伝えた。

記事によると、90歳の謝桂英（シエ?グイイン）さんは83年前の「慘狀」を今でも鮮明に覚えているという。

「1937年、母は私たちを連れて街を出ました。日本兵が街に入てから、家に殘っていた父の謝有華（シエ?ヨウホア）と叔父の謝有貴（シエ?ヨウグイ）は、様子を見(jiàn)に外に出た際に街に入ってきた日本兵に見(jiàn)つかり、父は日本兵にその場(chǎng)で殺され、叔父は難民區(qū)に逃れました。父の死が伝えられてからも、母はずっと信じられませんでした。2カ月後に南京に戻った時(shí)、街中が死體だらけで、家の大半が焼かれているのを見(jiàn)ました」

「泣きたくないのですが、思い出すと涙が止まらない。その年の冬、弟を連れて山菜掘りに出かけた時(shí)、日本兵に出會(huì)いました。日本兵は弟を畑に投げ飛ばし、私の両足をつかんで畑を引きずり回しました。私は頭を地面の石にぶつけて、血をたくさん流しました。日本兵は私が死んだと思って放しました。家には薬がなかったので、母は薪の灰を私の頭に押し當(dāng)ててくれましたが、今も傷が殘っています。弟は死にました」

過(guò)去のことをずっと心にしまっていたという謝さんだが、南京大虐殺記念館の職員と元小學(xué)校教師の松岡環(huán)さんが謝さんを丸2年間探し続けていたことを知って心境に変化が生じた?！袱工伽皮沃袊?guó)人、すべての日本人にも話したい」と思うようになったという。

2002年、謝さんは日本の市民団體「南京大虐殺60カ年全國(guó)連絡(luò)會(huì)」が開(kāi)催した「南京大虐殺」の証言會(huì)に參加した。「あれが初めての日本でした。私は一生日本の土地を踏むものかと思ったこともありました」「飛行機(jī)から降りて、松岡環(huán)先生に會(huì)いました。彼女は私に付き添って日本の都市を回り、南京大虐殺の真相と私たちの境遇を日本人に話して聞かせるように勵(lì)ましてくれました」と語(yǔ)ったという。

記事は、「謝さんと松岡さんの友情はこうして結(jié)ばれた」とし、それ以來(lái)、謝さんが松岡さんをずっと気にかけていることを説明。謝さんが「彼女はずっと私に手紙を書(shū)いてくれました。今年、中國(guó)で新型コロナウイルスの流行が最も深刻な時(shí)にマスクが不足していました。松岡先生はわざわざ（南京事件の）生存者たちにマスクを送ってくれました。包みには中國(guó)語(yǔ)で私の名前を丁寧に書(shū)いてくれました」「私はいつも子どもたちに、何千何萬(wàn)もの同胞を殺したのは日本軍であって、彼女たちのような善良な日本人ではないと言っています。戦爭(zhēng)さえなければ、両國(guó)の國(guó)民は普通の暮らしができますから、平和を大切にしなければなりません」と語(yǔ)ったことを伝えた。（翻訳?編集/北田）