Record China 2020年12月18日(金) 13時(shí)20分
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新型コロナウイルスの影響で世界的に観光業(yè)が落ち込む中、「日本の観光業(yè)と比較し、わが國の観光業(yè)の気まずさはどこにあるか」と題する記事が興味深い。寫真は敦煌。
新型コロナウイルスの影響で世界的に観光業(yè)が落ち込む中、日本の情報(bào)を中心に発信する在日華人圏が11日に掲載した「日本の観光業(yè)と比較し、わが國の観光業(yè)の気まずさはどこにあるか」と題する記事が興味深い。
現(xiàn)在は新型コロナの影響により、海外からの観光客がほぼゼロになっている日本だが、コロナが流行する以前は外國人観光客が右肩上がりで増加しており、昨年は約3188萬人が日本を訪れた。一方、中國では観光資源こそ豊富だが、さまざまな問題が指摘されてる。
記事は、最近、中國の「雪の里」として名高い黒竜江省牡丹江市で、観光客をターゲットにしたぼったくりが物議を醸したと紹介した。現(xiàn)地ではソーセージが1本15元(約240円)という高値で販売されており、旅行者から不満の聲が上がったという。同地域は數(shù)年前のテレビ番組をきっかけに観光客が増えたが、上記のようなサービスの質(zhì)のほか、インフラが脆弱(ぜいじゃく)なことも問題になっている。
記事はさらに、今年9月に甘粛省敦煌市で明らかになった「ぼったくり公衆(zhòng)トイレ」の事例も紹介した。このトイレは道路からやや離れた場所に設(shè)置されており、向かおうとした観光客が車で入ると深い砂にタイヤを取られて出られなくなる。そこで、現(xiàn)地の人がロープでけん引してやるというのだが、その際に多額の料金を吹っかけるというもの。通りかかった別の車が無料で助けようとすると、現(xiàn)地人にすごい剣幕で阻止されたという。
中國ではこうした例が數(shù)々ある。記事は、中國には名所舊跡やグルメなどのハードウエアは備わっているものの、施設(shè)や交通、サービス、環(huán)境といったソフトウエアの部分が欠けていると指摘?!感肖柔峄冥工搿工趣い顩rが「楽しいところはどこにでもある」という考えを生み、結(jié)果として観光地の競爭力欠如につながっているとした。
そこで、比較対象として紹介されたのが「おもてなし」の國?日本だ。記事はまず、日本について「伝統(tǒng)を非常に重視する國であり、歴史と文化が日本の観光資源の重要な部分を擔(dān)っている。また、サービスは行き屆いており、旅には四季折々の魅力がある」と紹介。その上で、「ショッピングモールや観光地のトイレには十分なトイレットペーパーが備え付けてあり、施設(shè)はいつも清潔。観光地周辺の物価は他の場所と大差なく、価格が高いことで観光客の不満を呼んだというニュースはめったに耳にしない」と説明した。
また、「中國の観光地と比較すると日本の観光地の入場料は安く、周辺施設(shè)は整っている」と指摘。入るだけであれば無料の観光地も多く、有料であっても「チケットはラーメン1杯分」程度だとし、「安価であっても質(zhì)が劣るということはなく、ショッピング、グルメ、サービスなどの付加価値が高く、観光のコストパフォーマンスが高い」と評(píng)した。
一方で、中國については「日本よりも豊富な歴史的文化的な資源を有しているものの、長年にわたって伝統(tǒng)文化の継承を軽んじてきた。また、管理不足により観光地は玉石混交。施設(shè)は整備されておらず、トイレは狹い上に不衛(wèi)生で、旅行者の印象は芳しくない」と低評(píng)価?!赣Q光業(yè)はサービスの理念こそが重要だが、中國の観光地は利益の最大化を理念に経営されている」とし、物の値段が高いこと、不要な料金徴収が深刻なこと、ガイドと地元の商店が結(jié)託して観光客に消費(fèi)させることなどを挙げて、「落とし穴が多すぎる」と批判した。このほかにも、保護(hù)をおろそかにした亂開発や現(xiàn)代化の過度な追求により、文化的な価値が失われていることにも苦言を呈した。
記事は、「日本では中央から地方までがターゲットを絞った観光戦略を策定し、それぞれ特色のある観光ルートやプロジェクトの開発に盡力している」としたほか、「都道府県レベルで獨(dú)自につくっていた観光モデルを打破し、広域観光周遊ルートの構(gòu)築に力を入れることで、その恩恵をより広い範(fàn)囲に行きわたらせた」と指摘?!溉毡兢斡Q光立國政策の成功は私たちが參考にする価値がある。業(yè)界を規(guī)範(fàn)化し、人材を育成し、サービスの國際化レベルを高めることなどは、中國の観光の魅力を高めるために前提となる條件である。サービスの質(zhì)を重視してこそ、中國國內(nèi)の観光地が魅力不足であるという問題の根本を解決することができる」と主張した。(翻訳?編集/北田)
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