2020年12月17日、中國中央テレビは、中國の月面探査機(jī)「嫦娥5號」が持ち帰った土壌サンプルについて、外國メディア記者から「NASAに提供するのか」との質(zhì)問が出たことを報(bào)じた。

17日午後に國務(wù)院新聞弁公室で「嫦娥5號」の任務(wù)に関する記者會見が開かれた際、英ロイターの記者が中國語で「中國は月面のサンプルを、米國の航空宇宙局（NASA）とシェアするのか」と質(zhì)問した。

これに対して月面探査プロジェクトの副総指揮者を務(wù)める?yún)移F華（ウー?イエンホア）國家航天局副局長は「殘念なことに、2011年に米國會で可決された法案により、NASAと中國の航空宇宙分野との往來、協(xié)力が制限されている。協(xié)力ができるかどうかは、米國政府の政策にかかっていると思う」と回答した。

ロイター記者によるこの質(zhì)問は中國のネット上でも話題となり、中國版ツイッター?微博のキーワードランキングでも一時2位にまで上昇した。

この件について、中國のネットユーザーは「向こうがわれわれとの協(xié)力を禁止してるんじゃないか」「そもそもどうしてシェアしなきゃいけないんだ」「昔に月に上陸したことがあるのだから、いらないでしょ？」「この質(zhì)問には笑っちゃうけれど、どのみち來年1月にバイデン大統(tǒng)領(lǐng)が誕生してからの米國政府の態(tài)度を見る必要がある」といった感想を殘している。（翻訳?編集/川尻）