2014年4月7日、和訊は「プーチンの新戦略：日中韓などのアジアの國を取り込む」と題する記事を掲載した。

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クリミア情勢によって歐州で孤立したロシアは、アジアに盟友を求めはじめた。日中韓はその最初のターゲットとなる。中國にとっては喉から手が出るほどほしい天然ガスのほか、シベリアのエネルギー開発でもロシアと協(xié)力するチャンスだ。

ロシア政府関係者は「プーチン大統(tǒng)領はかねてよりアジアに目を向けた政策を意識してきたが、ウクライナ危機がその理想的な環(huán)境を提供した」と話している。この政策の試金石となるのが、ロシアの國有企業(yè)?ガスプロムと中國による天然ガスの供給に関する?yún)f(xié)議だ。この協(xié)議は価格面で折り合いがつかず、すでに十數(shù)年間もまとまっていない。もしロシアが譲歩する形で協(xié)議の進展が図られれば、ロシアは東アジア政策で良好な基礎を築くことになる。

英紙フィナンシャル?タイムズは、ロシア政府関係者の話を引用して「協(xié)議で妥協(xié)することは難しいが、最終的には5月のプーチン大統(tǒng)領の訪中の際にはまとまるとみている」としている。また、専門家は、ロシア政府は中國に対し、ロシアへの投資においてより大きな役割を果たすことを認めるだろうとみている。カーネギー國際平和財団モスクワ?センターのドミトリー?トレーニン所長は「中國はエネルギー開発においてロシアのパートナーになりたいと考えている」と指摘。一方で、ロシアは國際社會での中國の支持を取り付けたい考えだ。

ロシアは中國とほかのアジアの國々とのバランスを取る必要もある。日本の技術力と韓國の投資は、どちらもロシアにとって必要な要素だ。また、ロシアはすでにベトナムと貿(mào)易に関する?yún)f(xié)議を進めており、インドも取り込みたい考えだ。

日本は米國とともにロシアへの制裁を行う一方で、北方領土の問題からロシアとの関係悪化は避けたいところだ。加えて中國とロシアが接近しすぎることを快く思わないだろう。米國への配慮から日本は外相のロシア訪問を延期したが、今秋のプーチン大統(tǒng)領訪日の計畫に変更はない。専門家は、「現(xiàn)在の情勢は日本とロシアが領土問題を解決する良いきっかけを提供しているといえる」としている。（翻訳?編集/北田）