中國で、若者數(shù)人が大型スーパー內(nèi)と見られる場所でマスクをしていない人に著用を求め、応じてもらえなかった場合には、相手の顔にケーキをたたきつけて逃げる様子を撮影した動(dòng)畫が注目された。多くのネット民が批判の聲を上げたという。新華社が19日付で紹介した。

動(dòng)畫が投稿されたのは17日だった。男女?dāng)?shù)人の若者のグループが、大型スーパー內(nèi)と見られる場所で、マスクしないで商品を選んでいる人に聲をかけた。グループの一人はマスクとケーキを持っていて、自分が持つマスクを相手に勧めるが、相手が拒絶すると、相手の顔面にケーキをたたきつけて、全員が逃げ去った。

動(dòng)畫には、顔をクリームだらけにされてぼうぜんとする人の姿も寫っている?！笜?biāo)的」になるのは主に年配に見える人で、同様の狀況が何件も紹介されている。

同動(dòng)畫は「プラスのエネルギーを宣伝するため」として投稿された。「プラスのエネルギー」とは2012年に習(xí)近平主席が使ったことで発生した流行語で、よりよい社會(huì)を?qū)g現(xiàn)するための努力などを意味する。

実はこの動(dòng)畫は「ドキュメンタリー」ではなかった。動(dòng)畫中で最終的にプロの役者による演技だったと説明し「まねをしないでください。マスクをちゃんとつけましょう」と表示される。また、「被害者」を含めて出演者一同が撮影されている動(dòng)畫も公開された。

中國のネットでは、動(dòng)畫を批判するコメントが殺到した。「これはプラスのエネルギーじゃない。悪ふざけだ。人を襲ってもよいと言っている」「食べ物を無駄にしている」などだ。

中國メディアの中國婦女報(bào)もSNSを通じて、「プラスのエネルギーの名を使い、実際にはアクセス獲得が目的。このような行為は罰せねばならない。同時(shí)に、動(dòng)畫掲載サイトも當(dāng)事者として責(zé)任を真面目に果たさねばならない」などと、厳しく批判した。

動(dòng)畫投稿者は18日になり「皆さんに、自分を守ることに注意して、マスクを著けてもらおうと思った」と説明した上で「多くのマイナスの影響を作ってしまいました。深くおわびします」と謝罪した。動(dòng)畫は19日には削除されていたという。（翻訳?編集/如月隼人）