2020年12月20日、観察者網(wǎng)は、性犯罪が頻発する韓國(guó)で、獄中の性犯罪者が成人向け雑誌の購(gòu)読を拒否されたとして看守を訴えるケースが相次いでいると報(bào)じた。

記事は、韓國(guó)メディアの20日付報(bào)道として「現(xiàn)在、韓國(guó)の刑務(wù)所では性犯罪者による成人向け雑誌閲覧が認(rèn)められており、看守がこれを阻止すれば性犯罪者が裁判を起こす?fàn)顟B(tài)になっている」と紹介。韓國(guó)司法部の関連規(guī)定によれば、現(xiàn)在韓國(guó)の拘留施設(shè)では成人犯罪者による成人向け出版物の購(gòu)読が認(rèn)められていると伝えた。

そして、この規(guī)定について2017年に「性犯罪者の矯正になんら意味を持たない」と批判する世論が盛り上がり、改正の機(jī)運(yùn)が高まったものの、強(qiáng)姦罪で懲役13年の刑に服していた受刑者が18年5月に「裸の畫(huà)像が含まれる雑誌の閲覧を、看守長(zhǎng)が認(rèn)めなかった」として裁判を起こし、勝訴したことで風(fēng)向きが変わってしまったとしている。

記事によれば、この受刑者は同年12月にも同様の理由で別の看守長(zhǎng)を訴え、やはり有利な判決を受けた。いずれの判決も、刑法47條第2項(xiàng)にある「監(jiān)獄では犯罪者による雑誌購(gòu)読が認(rèn)められる。ただし、出版法で有害出版物と規(guī)定されているものを除く」という規(guī)定に基づくものだという。

記事は、この一件が発生して以降、現(xiàn)在に至るまで韓國(guó)の獄中では「看守が成人向け雑誌の閲覧をとがめたり阻止したりすれば、犯罪者から訴えられる」という狀況が常態(tài)化してしまっていると紹介。ある看守が「性犯罪者がわいせつな雑誌を見(jiàn)て笑っている様子を阻止できないのは本當(dāng)に苦痛だ。被害者がこのことを知ったらどう思うだろうか」と嘆いたことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）