CRI online 2020年12月21日(月) 21時20分
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激動の2020年が終わりを迎えようとしています。世界は様々な未曾有の事態(tài)に直面しましたが、危機の中でも相互に理解することが大切なのだと、改めて噛み締める一年でもありました。寫真は上海浦東國際空港。
激動の2020年が終わりを迎えようとしています。世界は様々な未曾有の事態(tài)に直面しましたが、危機の中でも相互に理解することが大切なのだと、改めて噛み締める一年でもありました。
日本語部オリジナルの評論コーナー「観察眼」ではこの一年、中國國內(nèi)の話題を紹介し、中日間の問題や國際問題への見解を示すことで、読者の皆様に中國への理解を深めてもらおうと努めて參りました。
2020年の締めくくりとして、今年のキーワード「新型コロナ」、「中日関係」、「環(huán)境保護」、「電子ビジネス」、「対外開放」、「貧困脫卻」をテーマに、評論員たちがこの一年を総括します。
第一回テーマ「新型コロナ」
“パンデミック”なればこそ、「全ての人々」で共に乗り越えるべき
パンデミックの語源は「全ての人々」
この一年を代表するキーワードと言えば、何よりもまず「新型コロナ」、そして「パンデミック」だろう?!弗靴螗钎撺氓工握Z源は、「パンデミア」というギリシャ語で、「パン」は「全て」、「デミア」は「人々」を意味するという?!溉皮稳恕工驇啢zむ災いなのだから、やはり「全ての人々」の力で立ち向かわねばと思わせてくれる由來だ。そしてこの考えは、中國が支持?提唱している「多國間主義」や「運命共同體」といった理念に一致するものだ。
國際協(xié)力をする國ほど抑制に成功している
この一年の各國の感染癥対策を振り返って分かるのは、國際協(xié)力を強化してきた國ほど、新型コロナの流行抑制に成功しているということだ。一方で、獨りよがりな対策を行い、デカップリング(切り離し)を主張してきた國は未だに厳しい狀況に直面しているのが現(xiàn)狀だ。例えば、米國立アレルギー感染癥研究所のファウチ所長はこのほど、米國の一部の地域では醫(yī)療システムが崩壊の危機に瀕しており、今年末には、死者數(shù)が驚愕の30萬人を超える恐れがあると明かした。
中國はこの一年、感染癥対策における國際協(xié)力を深めるため、一連の行動に出た。中國は當初、わずか1週間余りで病原體を突き止め、ウイルスの遺伝子配列情報を公開し、世界保健機関(WHO)と密な連絡を保って、各國に速やかに情報を伝えた。そして中國が最も困難な時期に國際社會が迅速に援助の手を差し伸べてくれたことは、中國人の記憶に新しい。國內(nèi)の狀況が好転すると、中國はすぐさま支援と協(xié)力に乗り出した。今年6月までの時點で、中國は合計27カ國に29の醫(yī)療専門家チームを派遣し、150カ國と4つの國際機関に支援を提供するとともに、200の國と地域に防疫物資を輸出した。それだけでなく今後は、感染癥の影響を受けた國々――特に発展途上國の感染癥対策や経済?社會の回復発展の後押しに用いるため、2年以內(nèi)に20億ドルの國際援助を提供することや、國連と協(xié)力して人道支援用緊急倉庫とハブを設立し、一部の國の病院間でペアリングメカニズムを創(chuàng)設することなどを約束している。いずれも、全ての人々が共に助け合い、助かるための取り組みだ。
経済回復とワクチン協(xié)力も「パンデミア」で
世界経済の回復においても、「パンデミア」の理念は不可欠だ。それは即ち、多國間協(xié)力である。今年の春、世界経済がほぼフリーズ狀態(tài)に陥る中で、どこよりも早く感染拡大の収束期を迎えた中國は、生産活動と事業(yè)の再開に力を注ぎ、國內(nèi)経済を回復させるとともに、世界の産業(yè)チェーンの安定維持にも貢獻した。また、コロナ禍でも國內(nèi)GDPのプラス成長を達成した唯一の國として、中國は今年、中國國際サービス貿(mào)易交易會や中國國際輸入博覧會、中國?ASEAN博覧會を相次いで開催し、開放の拡大を続ける確固たる決意を示した。中國の公式統(tǒng)計によると、今年1月~8月、中國と「一帯一路」沿線諸國の対外貿(mào)易輸出入総額は5兆8600億元に上り、前年同期より0.5%増加した。また中國企業(yè)の「一帯一路」沿線諸國に対する非金融分野の直接投資は118億ドルで、こちらも前年同期比31.5%増加している。自國の経済循環(huán)を回復させることで、世界の経済循環(huán)へ良い影響を與えていく。その「雙循環(huán)」の根底には、誰一人置き去りにしてはならないという強い意志がある。
そして、これからのカギとなるのはワクチンの存在だ。ワクチンの公平な分配を促し、発展途上國へのワクチン提供を確保するため、中國はこの10月に新型コロナワクチン共同購入?分配の國際枠組み「COVAX」への參加を発表した。そして、自らが開発した新型コロナワクチンを世界の公共財にすると公言し、実際にブラジル、インドネシア、アラブ首長國連邦(UAE)などにすでに提供を始めている。
國境なき脅威に、國境を超えた協(xié)力で立ち向かおう
「ウイルスの脅威に國境はない」という言葉を、今年はよく見聞きした。なれば、ウイルスに立ち向かう側(cè)も國境を超越しなければならない。いかなる國であろうとも、國際社會の援助と協(xié)力無しには新型コロナウイルスから身を守ることはできない。このパンデミックに直面して、団結(jié)と協(xié)力という言葉の意味を強く実感した人も多いだろう。2021年の感染癥対策と世界経済はどのような進展を見せるのか。依然として不確実性に満ちており、反グローバル化や一國主義の臺頭も深刻と言える。そんな狀態(tài)だからこそ、我々は「パンデミア」として、一丸となって困難を乗り越えるべきである。そうすれば必ず、より良い未來が全ての人々の眼前に開けることだろう。(CRI日本語部論説員)
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