2020年12月26日、環(huán)球時報は、アルゼンチンのルイス?マリア?クレクラー駐中大使について、複數(shù)のアルゼンチンメディアが「中國からワクチンを売ってもらえない」ために罷免されると報じたことを伝えた。

記事は、アルゼンチン大手紙クラリンが24日「中國から新型コロナワクチン1500萬本を購入する計畫だが、いまだに実現(xiàn)しておらず、アルゼンチン政府が『交渉力不足』としてクレクラー大使を交代させるけ決定を下した」「大使は重要な時期に海南島でバカンスを楽しんでいた」と報じたことを伝えた。

また、クラリンの報じた內容として、今年1月に現(xiàn)職に就いたクレクラー大使はクリスティーナ?フェルナンデス?デ?キルチネル副大統(tǒng)領から支持を受けている一方で、フェリペ?ソラー外相とは長きにわたり敵対関係にあると紹介。中國との新型コロナワクチン購入交渉においても、中國企業(yè)との間で數(shù)百萬本のワクチン供給の覚書を取り付けた際に同大使が直屬の上司である同外相に報告せず、衛(wèi)生相への報告で済ませていたとしている。

その上で、同國のニュースサイトInfobaeが「北京を離れて海南島にバカンスに行っていないし、誰かに帰國を命じられてもいない」というクレクラー大使のコメントを伝えたことを紹介した。

記事は、アルゼンチン政府が來年3月末までに1500萬人のワクチン接種を目指しており、ロシアや英國などから4000萬本以上のワクチン購入を取り付けた一方で、現(xiàn)地メディアが「中國製ワクチンの購入交渉には進展がみられていない」「現(xiàn)時點で実際に到著したのはロシア製ワクチン30萬本のみ」と報じるとともに、外交當局の「內紛」が絡んだ今回のスキャンダル報道により大使の交代が現(xiàn)実のものとなれば、中國側との交渉がさらに難しくなる可能性があるとの見方を示したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）