2013年習(xí)近平國家主席は「一帯一路」を提唱した。経済の道、政治の道であると同時に文化の道、國際協(xié)力の道でもある。21世紀は國際協(xié)力の世紀、「一帯一路実踐談」は「一帯一路」の要衝である新疆ウイグル自治區(qū)での約40年にわたる國際協(xié)力実踐を紹介してきた。1982年以來、150回以上訪問し、後半生をかけ日中諸氏のご指導(dǎo)ご盡力をえて世界的文化遺産保護研究や人材育成など國際協(xié)力を?qū)g踐し、ささやかながら日中間相互理解を促進してきた。幾千幾萬の方々と喜びの交換をしてきた。感謝しきれない。

レコードチャイナとの不思議なご縁により、2020年1月より始まった「一帯一路実踐談」も最終回となった。配信いただき感謝している。連載が始まったのはコロナで武漢市封鎖開始の頃、同社では在宅勤務(wù)に移行と聞き、「大袈裟」と思った。暫くするとメディアに在宅勤務(wù)やリモートワークがあふれ、レコチャの先見力に感心した。ささやかな実踐を愛読いただいた皆様、お褒めやお叱りなど各種コメントを寄せていただいた皆様……感謝します。

筆者は「中國一辺倒派」「中國評論家」でなく、「日中理解実踐家」「日中共同実踐家」である。そんな立場から拙い実踐を紹介してきた。繰り返せば以下のようである。世界的文化遺産保護研究方面では、開始28年後に世界文化遺産となった「キジル千仏洞修復(fù)保存活動」?調(diào)査開始7年後に中國の國寶中の國寶を発掘した「日中共同ニヤ遺跡學(xué)術(shù)調(diào)査」?焼損した法隆寺金堂壁畫の源流実物資料といえる壁畫を発掘し保護した「日中共同ダンダンウイリク遺跡學(xué)術(shù)調(diào)査」。多民族対象人材育成方面では、4600人余に提供した「新疆大學(xué)奨學(xué)金」?約400人へ提供した「新疆文化文物優(yōu)秀賞」?1600人余に提供した「シルクロード児童育英金」?5校舎を建設(shè)した「希望小學(xué)校」。その他では、南疆水改良工程や博物館建設(shè)などへの「各種寄付」?多數(shù)の「各種代表団派遣と招聘」?多數(shù)の「各種講演?寫真展?出版」?多數(shù)の「各種仲介」?數(shù)種の「檔案史料出版」?「中國歴史文化遺産保護網(wǎng)」などである。

このような活動では資金提供だけに注目する意見もあるが、重視されるべきは新疆の多民族と協(xié)力して、発起し訪問し実踐してきた點である?！复髳蹮o疆」「共生」精神の実踐であり、新疆の多民族と植え育て咲かせた花である。

21世紀は人種などをこえた「共生」、國家をこえた「國際協(xié)力」の世紀と言われている。戦爭を抑止し平和を継続するためにも各國が協(xié)調(diào)すべきは當(dāng)然のことである。CRI（中國國際放送局）の取材に「國際協(xié)力は平和を維持し、戦爭を抑止する重要活動」と答え、報道されたこともある。しかし世界はこの一年コロナで一変、協(xié)調(diào)から対立に向かいつつある。

筆者が國際協(xié)力を始めた頃の中國は貧しかったが、今や世界第二の経済大國となった?！笚@の咲く頃に國賓訪日へ」と報じられ改善に向かっていた日中関係も新型コロナや昨今多々報じられる新疆?香港?米中対立激化問題などで波亂含み。この「一帯一路実踐談」へのコメントも厳しいお叱りが増加。

各種會議などでは「戦略的互恵関係」「WIN-WINの関係」と発言されている。また「日中/中日友好」も叫ばれている。筆者は「日中/中日友好」を基礎(chǔ)として、第二段階「日中/中日相互理解」、第三段階「日中/中日共同」へ進化すべきと主張し続けている。この信念はコロナで世界が協(xié)調(diào)から対立に向かいつつある現(xiàn)在も変わらない。

皆々様の益々の彌栄と日中間の更なる相互理解を祈念しています。そして世界平和が続きますことを。その為にも世界各國との「國際協(xié)力実踐者」が増えることを期待します。今後も日中諸氏のご指導(dǎo)ご協(xié)力をえて老殘微力ながら第二の故郷?新疆ウイグル自治區(qū)の各族皆様と友情活動をつづけ、骨はタクラマカン沙漠に。ありがとうございました。ご縁あればまたお會いしましょう。

陽はのぼり陽はしずみ 花がさき花がちり 夏がきて冬がきて 嗚呼！新疆40年 迷い迷いときに悟り すべてのすべてありがとう 合掌三拝

■筆者プロフィール：小島康譽

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽 挨拶―＜新疆是個好地方＞
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小島康譽氏コラム