韓國との起源論爭、誤解を解くには…―中國メディア

Record China    2021年1月17日(日) 13時30分

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中國メディアの紅網(wǎng)は15日、「泡菜は韓國のもの?文化が“出て行って”こそ誤解が解ける」と題する評論記事を掲載した。

中國メディアの紅網(wǎng)は15日、「泡菜は韓國のもの?文化が“出て行って”こそ誤解が解ける」と題する評論記事を掲載した。

記事は、中國の人気YouTuberの李子柒(リー?ズーチー)さんが漬物(泡菜。中國語の「韓國泡菜」はキムチを指す)を漬ける動畫に韓國のネットユーザーから批判が集まった問題に言及?!赶热栅摔?、イラストをめぐって漢服は韓服を盜んだものという議論があったばかりだが、今度は四川の“泡菜”が韓國のキムチを盜んだとの言論が出ている」とし、「これらはいずれも中國に古くから存在し、単に皆が知らないだけであるということを繰り返し説明しなければならなくなっている」とした。

その上で、「泡菜は私たちが日常的に食べる漬物であり、韓國のキムチの作り方は四川泡菜と同じだ」とし、「中國の歴史をさかのぼると、『詩経』にも漬物は登場する。北宋時代、文豪?蘇東坡が泡菜を好んで食べたことから、彼の故郷である四川省眉山では『東坡泡菜』と呼んだ。現(xiàn)在では、韓國が輸入するキムチの99%は中國から。特にハクサイを多く栽培している山東省の加工工場から出荷される」と説明。「ハクサイをトウガラシで漬けるのを見ただけで、韓國キムチのパクリであると決めつけるのは、いささか言いがかりのきらいがある」とした。

一方で、「今回の件で、われわれも反省しなくてはならない」とも指摘?!钢袊贤恋丐瑤冥?、資源が豊かで、文化的な財産が非常に多いが、私たちが真に打ち出すことができる文化の『カード』は少なく、スケールも大きくない。一方、韓國人は文化のブランド力に非常にこだわっている。2013年には韓國のキムチが世界遺産に登録されたことを機に、各種のイベントや國內外の観光客へのPR活動が行われた」と紹介し、「文化自體には魅力が備わっているが、それを中國人が重要視するという『パッケージ(包裝)』も大切。この點においては、私たちはまだ意識を高める必要がある」と主張した。

記事は最後に、學者の喩國明(ユー?グオミン)氏の「文化輸出の本質は、真実かつ全面的な中國文化を伝え、平等な発言権を得て、誤解を解消することだ」との言葉を紹介し、「このように見ると、中國文化は積極的に(海外に)出て行ってこそ、世界に中國をより身近に理解してもらうことができるのだ」と結んだ。(翻訳?編集/北田

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