韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)が任期を約1年半殘し、歴代大統(tǒng)領(lǐng)と同じ道を歩み始めたようだ、ソウル行政裁判所は昨年末、文大統(tǒng)領(lǐng)が承認(rèn)した尹錫悅検事総長に対する停職2か月の懲戒処分の効力停止を決定。政権には大打撃で、韓國メディアでは「レームダック（死に體）」の言葉が飛び交っている。

聯(lián)合ニュースなどによると、昨年のクリスマスイブに効力停止の判斷が示された翌日、文大統(tǒng)領(lǐng)は「裁判所の決定を尊重する。結(jié)果的に國民に混亂を招くことになったことを人事権者として謝罪する」と述べた。

文大統(tǒng)領(lǐng)が置かれた狀況について、聯(lián)合ニュースは「ただでさえ新型コロナウイルスのワクチン確保の遅れで國民の不安が高まっている中、大統(tǒng)領(lǐng)が自ら承認(rèn)した尹氏の懲戒が事実上の白紙となり、検察の権限縮小を図る検察改革を進める政権への打撃は必至だ」と解説。「政界では、ともすれば政権がレームダックに陥りかねないとの聲も出ている」と伝えた。

朝鮮日報は「大統(tǒng)領(lǐng)権力の象徴である人事権が裁判所によって損ねられたものであり、政権全體への打撃は避けられないとみられる」と指摘?！柑丐宋拇蠼y(tǒng)領(lǐng)が最後まで信任していたチョ?グク前法相の妻まで一審で子女の入試不正疑惑で懲役4年の判決を言い渡され、政界からは『尹総長の完勝』『大統(tǒng)領(lǐng)のレームダック化が加速しそうだ』との聲まで上がり始めている」と報じた。

中央日報は「尹錫悅排除が失敗、文大統(tǒng)領(lǐng)『レームダック遮斷壁』崩れるのか」と言及?！敢鼦适戮t長の懲戒をめぐり対立がピークを迎えた12月は、文大統(tǒng)領(lǐng)に対する肯定的評価は39％、否定的評価は53％となり、『コンクリート支持率』と呼ばれた40％も崩れた。今後は中道層の離脫が勢いを増すという見方も出ている」と続けた。

同紙によると、シン?ユル明知大教授は「與黨の立場では支持率が落ちるしかない執(zhí)権後半期を迎え、検察改革などを通じて支持層を結(jié)集させる戦略を選択したが、ワクチン普及問題と今後の検察の政権捜査の結(jié)果によって支持率が急落する可能性もある」と予想した。

左派系のハンギョレ新聞は「レームダック」の表現(xiàn)こそ使っていないものの、今回の事態(tài)を尹検事総長の「判定勝ち」と報道。「大統(tǒng)領(lǐng)府は尹検事総長に代表される検察権力の制御に失敗したという評価を受けることになった。権力の統(tǒng)制が緩む任期後半に大統(tǒng)領(lǐng)のリーダーシップが大きな打撃を受け、これを挽回する突破口を見いだすのは簡単ではない」と半ばさじを投げた。（編集/日向）