米華字メディアの多維新聞は5日、「新たな世界秩序が靜かに形成されつつある」とする記事を掲載した。

記事はまず、「2020年は新型コロナウイルスが多くの命を奪い、サラリーマン層の生存のよりどころである経済、産業(yè)を破壊し、もともと脆弱（ぜいじゃく）な世界システムにさらなる試練を與えた」と振り返り、そうした中で多くの先進(jìn)國が長期的に存在する弱點をあらわにしたと指摘。その上で「2021年に目をやるとワクチン開発はすでに成功しているが分配と接種には長い時間が必要で、新型コロナは引き続き世界の政治、経済構(gòu)造を変えていくだろう。事実、新たな世界秩序はもう現(xiàn)れつつある」と論じた。

そして、新型コロナがもたらした健康危機(jī)は各國の衛(wèi)生醫(yī)療體系を試す以上に社會の価値観と國の指導(dǎo)力を検証する試金石になったとし、「健康危機(jī)に國境はなく、最後の患者が回復(fù)するまで世界の誰もが危険から完全に脫することはできない」「新型コロナ感染癥は國をまたぐ複雑な問題であり、それ故に各國の指導(dǎo)者は米國大統(tǒng)領(lǐng)のように責(zé)任を押し付け、孤立主義的な政策を取るのではなく、積極的に多國間協(xié)力を模索し、協(xié)調(diào)一致の行動で感染癥に対抗せねばならない」と主張?！该讎?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=トランプ'>トランプ政権の間違った決定のために痛ましい代償を支払っている」とも訴え、「科學(xué)を尊重し、指導(dǎo)に従う國はポストコロナの時代に頭角を現(xiàn)す。比較的感染癥を封じ込めているアジア諸國は新たな1年に経済が急速に回復(fù)し、世界経済の成長の支えになるだろう。西側(cè)諸國とは対照的で、権力が加速度的に西から東に移ることを予告している」と指摘した。

記事はまた、感染癥の影響を最も受けているのはグローバル化のプロセスだとし、世界はますます保守的、閉鎖的になってきたと説明。本來、國際社會は危機(jī)をチャンスに変えることができるのに新型コロナに直面しても國際的な対抗の軌道は変わらなかったなどと指摘するとともに、「唯一の良い知らせはトランプ政権が感染癥対応が原因で再選に成功せず、米國が極端な道を走るのを阻止したことかもしれない。トランプ政権が続けば國際秩序を再構(gòu)築する要素は新型コロナにとどまらない」との意見を示した。

記事は最後に「世界的な健康危機(jī)は人類は一つの運命共同體であることをわれわれによりはっきりと意識させたが、悲しいことに個別の國は國際協(xié)力を拒む代償を払いながら、引き続きポピュリズムを鼓吹している」とし、「このような立ち遅れた観念を排除し、チャンスをつかんで経済を急速に立て直す國はポストコロナ時代により多くの発言権を握ることになる。グローバル化が停滯して前に進(jìn)まない困難な時期であればあるほど互恵ウィンウィンの開放的な態(tài)度に基づいて國際協(xié)力を積極的に深化させ、世界経済の回復(fù)のために強(qiáng)心剤を打ち、孤立主義的な政策を破り、安定的で持続可能な世界秩序を再定義すべきだ」と締めくくった。（翻訳?編集/野谷）