正月映畫のダークホース???女性の絶大な支持を得る「送你一朶小紅花」

anomado    2021年1月1日(金) 10時30分

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大晦日に公開された「送你一朶小紅花」は、チケットの予約販売だけでなんと1億元(約16億円)という記録を叩き出している。

2020年の中國映畫の興行収入は、およそ200億元(約3160億円)であるという集計結(jié)果が発表された。過去最高を記録した2019年の約642億元(約1兆143億円)と比べて大幅ダウンで、改めて新型コロナウイルスの影響の大きさを感じさせる結(jié)果となった。

しかし年の後半には勢いを取り戻し、特に年末に公開された「SHOCK WAVE 2(拆弾専家2)」(原題)と「晴雅集」(原題)の興行収入は、すでにそれぞれ5億元(約79億円)と3億元(約47億4000萬円)の大臺を突破し、いまも快進撃を続けている。

そのほかに正月映畫として中國で注目を集めているのが、日本のアニメ崖の上のポニョ」とノンフィクション映畫「送你一朶小紅花」(原題)、ロマンスコメディ映畫の「溫暖的抱抱」(原題)の3つ。これらのうち、大晦日に公開された「送你一朶小紅花」は、チケットの予約販売だけでなんと1億元(約16億円)という記録を叩き出している。

ハン?イエン(韓延)がメガホンを握り、中國の國民的スターのイー?ヤンチェンシー(易烊千璽)と、女優(yōu)リウ?ハオツン(劉浩存)が主演を務(wù)めたこの映畫は、がんと戦う2つの家族が直面したさまざまな問題と、死を受け入れながら気付いた愛、今を大切にする気持ちなどをリアルに描くヒューマンドラマだ。

商業(yè)映畫のような超大作ではないが、登場人物の感情の動きを繊細に描き、多くの女性を感動の渦に巻き込んだという。本作はイー?ヤンチェンシーの2作目の主演映畫で、演技力を磨きつつ俳優(yōu)としての道を著実に進む彼にとって、次のステップにつなげるための絶好の作品と見なされている。

これまでの正月映畫の中で最も人気があったのは、男子アイドルグループSUPER JUNIORの元メンバー、ハンギョンが主演したラブコメ映畫「前任3:再見前任」(原題)で、興行収入は19億4100萬元(約306億8000萬円)。戀愛の葛藤を、時にユーモラスに、時にせつなく描いたこの作品は、多くの若者の共感を得て大ヒットにつながった。

これに比べて「送你一朶小紅花」は、事前PRなどの宣伝活動を積極的に行ってこなかったにもかかわらず、予約販売が好成績だったため、劇場公開後の伸びへの期待もマックスに達している。

コロナ禍で苦しんだ2020年、困難に直面した人々が改めて「命の大切さ」を?qū)g感したことが、この映畫の成功の要因かもしれない。(提供/華流?anomado

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