中國メディアの観察者は12月31日、「2020年中國十大醜悪建築がお目見え　いったい、どれだけ醜いのか？」と題する記事を掲載した。建築情報(bào)サイトの建築暢言網(wǎng)が主催し、専門家が選んだ一群の建物を紹介した。記事は、過去に選ばれた「醜い建築物」を紹介するページに移行する部分で「皆さん、心の準(zhǔn)備をしてください」と呼びかけた。

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記事はまず、建築暢言網(wǎng)が主催して、建築評論家の顧孟潮氏や中房集団建築設(shè)計(jì)事務(wù)所の主要設(shè)立者である布正偉氏、清華大學(xué)建築學(xué)院の周榕準(zhǔn)教授ら専門家が12月23日に「第11回中國十大醜悪建築」を選んだと紹介した。

最も醜悪な建物に選ばれたのは広州融創(chuàng)大劇院で、理由は「こじつけの発想で、中國の要素をやたらに取り入れた。奇怪な形狀で都市のイメージを損ねた」だった。

第2位は吉林省延辺朝鮮族自治州にあるリゾートホテルの長白山長白天地仮酒店で、「強(qiáng)引な形を粗暴に誇張。スケール感が常軌を逸し、莫大（ばくだい）な浪費(fèi)」と評した。

第3位以下には劇場やホテル以外にも、遊園地の遊戯施設(shè)や図書館、文化館、青少年施設(shè)、橋などが選ばれた。選んだ理由としては「低俗な意識(shí)と拙劣な造形」、「自然の景観を破壊」、「拝金趣味の豪華さで趣味が悪い」、「文化価値観の歪曲」、「中國の古典的伝統(tǒng)建築の拙劣な模倣」、「発想が低俗で造形が粗野」といった言葉が並んだ。

同ページの最後の部分で、過去に選ばれた「醜悪な建築物」の紹介ページに移る部分では「まったくもって奇怪千萬、醜悪という名に恥じない」などと論じ「皆さん、心の準(zhǔn)備をしてください」と呼びかけた。（翻訳?編集/如月隼人）