2014年4月9日、BBCは中國(guó)の赤ちゃんポスト設(shè)置をめぐる問題に対し、根本的な解決には社會(huì)保障制度の充実が必要だと訴えた。10日付で中國(guó)紙?參考消息（電子版）が伝えた。

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中國(guó)では2011年に河北省石家莊市で初めて赤ちゃんポストが設(shè)置され、現(xiàn)在では全國(guó)10省に25カ所存在する。內(nèi)陸の甘粛省蘭州市でも設(shè)置される予定だ。しかし開設(shè)後、短期間で予想を上回る數(shù)の赤ちゃんがポストに入れられ、出稼ぎ労働者の多い広東省広州市では開設(shè)50日で約300人に上り、対応が追い付かないなどの理由で一時(shí)閉鎖となっている。石家荘では開設(shè)2年で170人がポストに入れられたが、南京では3カ月ですでにその數(shù)に達(dá)している。これを受け、開設(shè)を遅らせる市も出てきている。収容された赤ちゃんは重病や障害を抱えているケースが多い。

捨てられる子供に生きる機(jī)會(huì)を與えるために開設(shè)された赤ちゃんポスト。しかし、否定的な意見も多く、かえって赤ちゃんを遺棄する人が増えるのではないかという見方もある。ただ一方で、赤ちゃんポストの有無にかかわらず遺棄行為は存在するため、これまで外に遺棄されていた赤ちゃんを救うことができる適切な施設(shè)だとする肯定的意見もあり、とらえ方は人によってさまざまだ。

この事態(tài)に対し、北京大學(xué)公益研究院の王振耀（ワン?ジェンヤオ）院長(zhǎng)は、「赤ちゃんポストは現(xiàn)狀に対する措置に過ぎない。重要なのは、社會(huì)保障制度の充実を図り、疾患を抱える赤ちゃんの治療と養(yǎng)育問題を解決することだ」と指摘した。（翻訳?編集/藤）