Record China 2021年1月29日(金) 17時20分
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中國紙?環(huán)球時報は29日、「日米豪印はなぜ『反中同盟』を結(jié)成できない?米メディアが語る二つの理由」と題する記事を掲載した。寫真は天安門広場。
中國紙?環(huán)球時報は29日、「日米豪印はなぜ『反中同盟』を結(jié)成できない?米メディアが語る二つの理由」と題し、米誌フォーリンポリシーが掲載した記事を紹介した。以下はその概要。
より強(qiáng)大になった中國との共存に日本、米國、オーストラリア、インドは不自由を感じている。「クアッド(Quad)」によって防備しようという4カ國の動きは理解できるが、それによってアジアの歴史のプロセスを変えることはできない。理由は簡単で、第1に4カ國は地政學(xué)的な利益と脆弱さが異なり、第2に間違ったゲームの中に身を置いているためだ。アジアの戦略的大ゲームとは経済であり、軍事ではない。
オーストラリアは最も脆弱で、その経済は中國に高く依存している。同國の學(xué)者は「キャンベラにとっての問題は、中國が多くのカードを握っていることだ。國際関係における権力は、より低い代償で他國により高い代償を支払わせることができるということにある。モリソン首相らはこの點が分かっていないようだ」と指摘した。
そして日本も脆弱だが狀況は異なる。豪州の周囲は友好的な國々だが、日本の周囲は非友好的な國だけだ。ロシア、韓國は経済規(guī)模が比較的小さく、日本は両國との困難な関係を処理することができる。しかし、より強(qiáng)大になった中國に適応しなければならないことを日本人は鋭敏に意識した。20世紀(jì)前半を除いて日本はおおむね中國との平和的共存を続けており、日本は今後こうしたモデルに戻ることができる。日中関係の変化は少しずつ進(jìn)み、ただちに友人になることはないが、日本は微妙なシグナルを発して中國の核心的利益に理解を示した。道の途中で揺れは生じるが、日中雙方はゆっくりと安定的に調(diào)整していくはずだ。
インドと中國はいずれも古い文明を持ち、數(shù)千年も付き合ってきたがヒマラヤ山脈に隔てられて直接接觸することは少なかった。だが、現(xiàn)代の科學(xué)技術(shù)で山はもはや越えられない存在ではなく、両國兵士の対峙は増えた。今後數(shù)年、両國関係は下り坂に向かうとみられるが中國は忍耐強(qiáng)くいるはずだ。時間は中國を利するからだ。1980年に両國の経済規(guī)模は同等だったが2020年に中國はインドの5倍に成長した。
さらに、米國の環(huán)太平洋経済連攜協(xié)定(TPP)からの離脫と同様、インドの東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)不參加も中國への地政學(xué)的な贈り物と言える。大きなゲームは経済にこそ存在する。今後10年間の中國の輸入総額は22兆ドル(約2300兆円)を超える可能性がある。1970年代、80年代に米國の巨大な消費市場がソ連を打ち負(fù)かしたように、成長を続ける中國の巨大消費市場は地政學(xué)的大ゲームの最終決定者になるだろう。
4カ國の異なる経済的利益と歴史的な弱さはクアッド設(shè)立の理由を成り立たなくさせ、アジアの他の國がクアッドに急いで加わることもない。アジアの未來を書き記す4文字は「Quad」ではなく「RCEP」なのだ。(翻訳?編集/野谷)
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