中國メディア?南方都市報(bào)は5日、韓國で初の人口減少が起き、一部地域について當(dāng)局が警告を発したと報(bào)じた。

記事が韓國行政安全部（行安部）の3日の発表として伝えたところによると、2020年12月末時點(diǎn)の韓國の人口は前年同期比2萬800人減の5182萬9000人だった。出生數(shù)は27萬5800人、死亡數(shù)は30萬7700人で、近年、出生率の低下が続く同國だが、20年は初めて死亡數(shù)が出生數(shù)を上回った。このほか、人口の約半數(shù)を首都圏（2603萬8300人）が占めており、行安部は「経済、醫(yī)療、教育インフラが脆弱な地域の危機(jī)的狀況はエスカレートしている」との警告を発して政府に政策の「根本的な変更」を行うよう呼び掛けたという。

韓國の専門家は「この現(xiàn)象の原因は多方面にわたる」と指摘し、育児にかかる費(fèi)用や急上昇する不動産価格、激しい競爭社會で高い収入を得られる仕事に就きにくいという點(diǎn)に言及。働く母親が家事と子育ての重責(zé)を背負(fù)いながら自身のキャリアを維持しなければならないことも、人口減を招いた重要な要素という。

記事はまた、ネットに寄せられた韓國人の反応も伝えており、「共働き世帯が安心して子育てができるようにならない限り現(xiàn)在の狀況は続く」という意見が出る一方、「人口の減少は韓國の二酸化炭素の排出量を減らし、貧富の格差是正に役立つかもしれない」との聲も聞かれたと説明した。（翻訳?編集/野谷）