8日に封切り予定だった中國映畫「猟狐行動(dòng)」（FOX HUNT）の公開延期が明らかになり、主演のトニー?レオン（梁朝偉）と、映畫「拆弾専家2」が大ヒット公開中のアンディ?ラウ（劉徳華）の“直接対決”がなくなったと落膽の聲も上がっている。

レオ?チャン（張立嘉）監(jiān)督がメガホンを取る「猟狐行動(dòng)」は、トニー?レオンおよび映畫「迫り來る嵐」で東京國際映畫祭の最優(yōu)秀男優(yōu)賞を受賞したドアン?イーホン（段奕宏）が主演するクライムサスペンス。タイトルの「猟狐行動(dòng)」とは、中國公安部が実際に行っている海外逃亡者を?qū)澫螭摔筏刻貏e捜査活動(dòng)のことで、映畫では海外逃亡を図った実業(yè)家をトニー?レオンが演じ、久々の悪役を演じることでも注目の作品となっていた。

しかし今月5日、「猟狐行動(dòng)」の中國版ツイッター公式アカウントが、8日からの公開予定を延期すると発表。新型コロナの影響によって、國外でのポスト?プロダクション作業(yè)が未完成であることを理由に挙げ、今後は年內(nèi)公開に向けて調(diào)整していくと説明している。

この発表に対し、トニー?レオンとアンディ?ラウの香港ビッグスター同士の対決が消滅したことに、ネット上では落膽の聲も上がっている。アンディ?ラウ主演の「拆弾専家2」（SHOCK WAVE2/ショックウェイブ2）は先月24日から中國で公開されているが、7日の時(shí)點(diǎn)ですでに興収9億元（約143億円）を超えるヒットを記録している。

なお、「猟狐行動(dòng)」の公開延期については、裏側(cè)の不穏な動(dòng)きを指摘する聲もある。トニー?レオンとドアン?イーホンは先月31日、テレビ番組で映畫のPRを行ったばかり。その直後に未完成を発表するのはおかしいというもので、同作の投資に加わった企業(yè)の代表が金融犯罪に関與した疑いがあると、一部の中國メディアが報(bào)道している。（Mathilda）