映畫やドラマに出演する俳優(yōu)にとって、賞を獲得するのは誇らしいことだが、なかにはアメリカの「ゴールデンラズベリー賞」のように最低評価を下す賞もある。中國にもこれを真似た「金のほうき賞」（金掃帚奨）があり、毎年3月に「最も殘念な」映畫3作、監(jiān)督2名、俳優(yōu)と女優(yōu)若干名を選出している。

これまで「金のほうき賞」を與えられた人物には、チャン?イーモウ（張蕓謀）やバリー?ウォン（王晶）などの名監(jiān)督から、リン?チーリン（林志玲）、セシリア?チャン（張柏芝）、ヤン?ミー（楊冪）などの有名女優(yōu)まで名が挙がっている。

雑誌「青年電影手冊」の編集長チェン?チンソン（程青松）が創(chuàng)設したこの賞に、今年はダン?ルン（●倫、●は「登」におおざと）やマーク?チャオ（趙又廷）といった、いま一番ホットなイケメン俳優(yōu)とその主演作品がノミネートされ、ネットで大ブーイングが起きている。

2019年に公開されたシャオ?ジャン（肖戦）主演の「ジェイド?ダイナスティ 破壊王、降臨?！工悉长钨pを受賞し、シャオ?ジャンはネットで叩かれることになった。また、2020年末に公開されたダン?ルンとマーク?チャオ両主演の「晴雅集」（原題）が今回ノミネートされ、チェン編集長による辛辣な批判を受けた。これに対してファンは、編集長がSNSにアップしたチケット半券の日付がノミネート後であることに気づき、「映畫を観もしないでコメントしている」と猛反発。

「金のほうき賞」の公平と公正を巡って、ネットでは不満の聲が続出しており、「人気俳優(yōu)に対するイジメだ」、「謝れ！」という意見が多數を占めている。果たして、ダン?ルンとマーク?チャオは汚名返上できるのか？　3月の結果発表が注目される。（提供/華流?anomado）