2014年4月15日、香港?大公網(wǎng)は記事「ロシア外相、ドイツ外相が爭うように訪中＝ウクライナ問題で中國の取り込み競う」を掲載した。

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ロシアのラブロフ外相は15日、中國を公式訪問。習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席、王毅（ワン?イー）外交部長と會談した。5月のプーチン大統(tǒng)領(lǐng)訪中の事前協(xié)議が主要課題となったが、ウクライナ問題も議題の一つ。中國は公式にはロシア支持の立場を打ち出していない。

ラブロフ外相に先立ち12日から14日まで中國を訪問していたのがドイツのシュタインマイヤー外相。こちらでもウクライナ問題が議題となった。中國メディアの取材を受けたシュタインマイヤー外相は、ロシアによるクリミア編入承認(rèn)を批判、対話による解決が必要だと訴えた。

表面上はウクライナ問題に深入りしない姿勢を見せている中國だが、密接な利害関係を持っているのが実態(tài)だ。歐米諸國がロシアへの経済制裁を検討している中、ロシアは天然ガスの対中輸出拡大で対抗することを検討している。価格の引き下げも受け入れる構(gòu)えで、歐米の対ロ制裁は中國に漁夫の利を與えるものとなる。

一方で、臺灣問題やチベット、モンゴル、ウイグルなどの少數(shù)民族を抱える中國は、外國の內(nèi)政干渉や住民投票での獨(dú)立承認(rèn)には反対する姿勢をとり続けてきた。その従來の態(tài)度から考えれば、ロシア支持を打ち出しにくいことは間違いない。

その意味では中國にとっても厄介な論點(diǎn)をはらんではいるが、ロシアと歐米の対立が激化すれば、第三極としての中國の外交的プレゼンスが強(qiáng)化されることも事実。ドイツ、ロシアの外相が爭うように訪中したことはその証左と言えるだろう。（翻訳?編集/KT）