中國留學で困ったこと=自販機で水も買えず、やむをえず水道水を…―日本人學生

會報『日本と中國』    2021年1月17日(日) 14時40分

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留學開始後一番困ったことは、銀行開設までの現(xiàn)金生活でした。

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9月1日(2019年)に北京に到著して、本日で30日目、授業(yè)が始まってからは約3週間が経ちました。自分でも驚くほどのスピードで現(xiàn)地に馴染み、今では毎日學食の美味しい中華料理を食べ、タオバオで買い物したり、レンタルサイクルでキャンパスを探検したり、 タピオカミルクティーを“外賣”するなど、中國での留學生活を満喫しています。

その他の寫真

中國に來る前一番心配だったのは言葉の問題でしたが、清華では留學生対応が整っていることと、現(xiàn)地學生の英語力が高いため、よくも悪くもキャンパス內(nèi)であれば中國語をほとんど使わずに生活できてしまうように感じました。その一方で、中國語をもっと喋りたい。早く上手になりたいという気持ちは日に日に増しているため、英語に頼りすぎないようにしなければと自戒しています。

留學開始後一番困ったことは、銀行開設までの現(xiàn)金生活でした。夜中にのどが渇いても、自動販売機で水一本買うことすらできず、やむをえず水道水を少し飲んしまい、その後體調を崩さないか數(shù)日ひやひやしていました。(大事には至りませんでした)

困ったことはそれくらいで、面白かったことのほうが圧倒的に多いです。例えば、私はずっと中國語を獨學のみで勉強していたので、人に教わるという経験がまず新鮮でした。今まではひたすら教科書を読み、単語を覚えるという地道な勉強のみでしたが、中國語で授業(yè)を受けることはまったく別もので、頭に入ってくる情報量が何倍にも多いと感じました。

私のレベルは準中級、クラスメイトは韓國?ノルウェー?フランス?アメリカ?オーストラリア?カナダととても多國籍です。母語に漢字が存在しない彼らから見る中國語は、私が見る視點とは違っていてそれを議論することも楽しいです。

たとえば數(shù)字の一、二、三は、三までは棒が3本で納得できるけど四は畫數(shù)が中途半端で変だ、など漢字の成り立ちについて改めて考えてみると新しい発見がたくさんあります。日本人は漢字をすでに知っているから有利だとよく言われますが、その下地に頼りすぎず、中國語のさらなる魅力を見つけていきたいと思いました。(提供/日本中國友好協(xié)會)

※本記事は、公益社団法人日本中國友好協(xié)會の公費留學生、松尾美歐さん(清華大學)の2019年9月のレポート「留學を開始して困ったこと、面白かったこと」を編集したものです。

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