中國(guó)の女優(yōu)リウ?イーフェイ（劉亦菲）が主演のディズニー映畫「ムーラン」が、第93回米アカデミー賞で15部門に出品されることが分かった。

1998年公開のアニメ映畫を実寫化した「ムーラン」には、リウ?イーフェイをはじめ、女優(yōu)コン?リー（鞏俐）やアクションスターのドニー?イェン（甄子丹）、ジェット?リー（李連杰）といった中華圏の人気スターが出演。當(dāng)初は昨年3月に全米公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、數(shù)回にわたって公開を延期。最終的に劇場(chǎng)公開を斷念し、動(dòng)畫配信サービス「Disney+」でのプレミアム配信に切り替えている。

不運(yùn)続きだった「ムーラン」が、第93回米アカデミー賞で15部門に出品されることが分かった。作品賞をはじめ、監(jiān)督賞（ニキ?カーロ）、主演女優(yōu)賞（リウ?イーフェイ）、助演女優(yōu)賞（コン?リー）、助演男優(yōu)賞（ドニー?イェン）をはじめ、腳本賞や視覚効果賞、衣裝デザイン賞などだ。なお、各部門のノミネート作品は3月15日に発表、授賞式は4月26日に開催予定となっている。

「ムーラン」については、ディズニーが最大の期待を寄せた中國(guó)市場(chǎng)でも數(shù)字が振るわなかった。中國(guó)では昨年9月11日に封切られ、興行収入は2億7800萬元（約45億円）に。近年、ヒットの指標(biāo)は同10億元（約160億円）となっていることからも、ムーランは慘敗に終わったと言える。

ドラマ?映畫の有名プロデューサーで、數(shù)々の人気武俠作品を手掛けたジャン?ジージョン（張紀(jì)中）は「ムーラン」の敗北について「役者ではなく、全ては腳本の問題」と語る。もともと中國(guó)の伝承の物語である「ムーラン」の持つ精神や伝統(tǒng)的な意義の欠如、中國(guó)のアクション活劇に共通する“気”の存在を理解できない腳本家の失敗だと解説している。（提供/華流?anomado）