中國のSNSで19日、「危険で厳しい2020、中國企業(yè)の『誕生』と『死亡』図鑑」と題する文章が発表された。中國ではさまざまな事情により起業(yè)意欲が薄れており、一方では起業(yè)してもわずかな年數(shù)で閉鎖?倒産に至る事例が多いと指摘した。

文章は冒頭部分で、技術(shù)（テクノロジー）?メディア、通信（テレコム）を駆使するTMT企業(yè)を主力として、中國の過去十年はニューエコノミーの「黃金の10年だった」と紹介。政府が2013年に打ち出した「大衆(zhòng)による企業(yè)、萬民による刷新」のスローガンもあり、中國では15年にはニューエコノミーに関連する起業(yè)が2萬5919社とピークに達(dá)したと論じた。

しかし、その後は起業(yè)に対する情熱が薄れ始めた。IT関連情報(bào)を扱う企業(yè)のIT橘子によると、20年におけるニューエコノミー関連企業(yè)の創(chuàng)業(yè)は、前年比53．67％減の3108社にまで落ち込んだという。

文章は、起業(yè)が減少した理由として、「バブルがはじけたこと」「投資に対して冷靜になったこと」「トップクラスのビジネスモデルが成熟し、新たなモデルでの起業(yè)のチャンスが減少したこと」を挙げ、さらに20年には突然に発生した新型コロナウイルス感染癥が、多くの人の起業(yè)の歩みを止めさせることになったと指摘した。

文章は次に、経営が立ち行かなくなったケースの狀況を紹介。IT橘子によると、過去10年近くに経営が立ち行かなくなったニューエコノミー経済関連企業(yè)は、名の通った企業(yè)だけでも1萬4000社を超える。20年の場合には、操業(yè)を明確に停止した企業(yè)だけで1000社近いという。

文章は20年における企業(yè)の操業(yè)停止の狀況として、かつては一世を風(fēng)靡（ふうび）した業(yè)種、無人コンビニや新エネルギー車、SNS利用型のEC事業(yè)などが目立ったと主張。さらに、かつては別事業(yè)の立ち上げで成功した人物が、新たに手掛けた起業(yè)で失敗した例があると論じた。

20年に操業(yè)を停止した中國國內(nèi)のニューエコノミー経済関連の事業(yè)継続機(jī)関については、2年未満が9．04％、2－5年が54．98％、5－10年が30．83％、10年以上が5．14％と、起業(yè)して2－5年で操業(yè)停止に追い込まれる起業(yè)が半數(shù)以上を占めるという。（如月隼人）