中國の新型リニア車両、冷卻コストは日本式リニアの50分の1―獨メディア

Record China    2021年1月25日(月) 6時30分

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ドイツ國営メディアのドイチェ?ベレは、中國が最近になり完成させた浮上式リニアモーターカーの実験車両について、「低コストの追求」と紹介する記事を、中國語版ウェブサイトで発表した。

ドイツ國営メディアのドイチェ?ベレはこのほど、中國が最近になり完成させた浮上式リニアモーターカーの実験車両について、「低コストの追求」と紹介する記事を、中國語版ウェブサイトで発表した。

同記事は、中國のリニアモーターカーの歴史として、「早くも2002年、上海でドイツの(技術による)常伝導浮上式リニア営業(yè)路線を世界で初めて完成させた」と紹介。

記事は常伝導浮上式リニアについて「車體をあまり高く浮上させることができず、運転の平穏さは軌道の凹凸のなさによる?yún)棨筏ぶ萍sを受ける」と紹介。

日本では、2027年に東京と名古屋を結ぶ超伝導方式によるリニア路線を開業(yè)させる計畫だが、日本の場合は沸點がセ氏氷點下269度の液體ヘリウムで回路を冷卻して超伝導を?qū)g現(xiàn)させる方式だ。

しかし中國の西南交通大學がこのほど開発に成功したリニア実験車両は、沸點がセ氏氷點下70度の液體窒素を冷卻材として用いることができるとされる。液體窒素は安価であり、西南交通大學による実験車両の冷卻コストは、液體ヘリウムを使う車両の50分の1という。

リニア実験車両は、重量を現(xiàn)在の高速鉄道車両の2分の1程度にまで軽量化した。また、記事によると、新技術によって磁力と電流が互いに影響を與え合う磁気抵抗と呼ばれる現(xiàn)象による影響も大きく低減したので、通電して車両を浮かせてしまえば、人ひとりの力で車両を押して動かせるという。

記事によると、ドイツ誌のシュピーゲルは同件について「時速620キロの実験車両は今後、真空チューブのなかでの走行試験を行うかもしれない」と論じて、従來型鉄道車両の(車輪部分で発生する)摩擦も空気抵抗もない新型のリニアモーターカーには、時速1000キロ以上の走行も期待できる」と評した。(翻訳?編集/如月隼人

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