2014年4月22日、山西省に住む範(fàn)鋭（ファン?ルイ）さんは日本や米國(guó)が出版した古い地図や図書(shū)などを収集しており、それらの資料では尖閣諸島が日本に屬するとは示されておらず、中國(guó)に屬することを証明していると主張している。中國(guó)新聞社が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

2013年、範(fàn)さんは中國(guó)のある図書(shū)サイトを通して、尖閣諸島関連の資料を多數(shù)手に入れた。これらの資料には、1907年に米國(guó)で出版された「中國(guó)人の特性」（Chinese Characteristics）と題する書(shū)籍や1994年に中國(guó)の學(xué)者?呉天穎（ウー?ティエンイン）氏が中國(guó)社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社から出版した「日清戦爭(zhēng)以前の尖閣諸島帰屬」、1934年に日本で発行された地図などが含まれる。範(fàn)さんは、「海外留學(xué)から帰國(guó)後、仕事をしながら、『太原留學(xué)帰國(guó)者クラブ』を立ち上げた。同クラブは、『読書(shū)會(huì)』などのイベントを頻繁に開(kāi)催しており、意図せずもこれらの歴史資料が集まった」としている。

尖閣諸島問(wèn)題を40年以上研究している?yún)沂悉霭妞筏俊溉涨鍛闋?zhēng)以前の尖閣諸島帰屬」は、増訂版が2013年7月に中國(guó)民主法制出版社から出版された。

呉氏によると、尖閣諸島をめぐる日中の紛爭(zhēng)のキーポイントは、尖閣諸島と下関條約の関係。日本は、同條約には尖閣諸島の割譲は記されていないため、條約締結(jié)以前から日本の領(lǐng)土であったと主張している。呉氏は、中國(guó)や海外の歴史資料を基に、尖閣諸島を含む諸島は當(dāng)時(shí)、同條約によって、臺(tái)灣島と共に日本に割り當(dāng)てられたため、第二次世界大戦以降、臺(tái)灣に付隨する他の島と一緒に中國(guó)に返還されるべきとの見(jiàn)方を示している。

範(fàn)さんによると、米國(guó)の宣教師Arthur Henderson Smith氏が1907年に出版した「中國(guó)人の特性」は、西洋諸國(guó)で中國(guó)研究の根拠とされており、広く読まれている。同書(shū)の付録である中國(guó)の地図には、尖閣諸島の位置に「好魚(yú)須」の音訳が表記されている。

中國(guó)にある尖閣諸島関連の最も古い文獻(xiàn)は、明の永楽元年（1403年）の「順風(fēng)相送」で、同島を「釣魚(yú)嶼」と記している。そして、その後の文獻(xiàn)や公式の地図でも「釣魚(yú)嶼」という名稱が採(cǎi)用され、清の乾隆32年（1767年）に、乾隆帝（けんりゅうてい）の命令で作成された「坤輿全図」では、福建省の方言を基に「好魚(yú)須」と記されている。

日本の昭和8年（1933年）7月5日に発行された「最新大日本地図」には、尖閣諸島が記載されていない。

範(fàn)さんによると、1977年に日本で出版された「幕末維新古地図大図鑑」には、ペリー來(lái)航から西南戦爭(zhēng)まで激動(dòng)期の古地図60選が収録されている。うち、1835年に作成された地図帳「唐土歴代州郡沿革地図」に添付されていた、「亜細(xì)亜小東洋図」という東アジア図には、尖閣諸島の位置に「高華」と表記されている。中國(guó)の歴史資料も、隋（581年?618年）の時(shí)代から、尖閣諸島が「高華嶼」と呼ばれていたことを示している。

範(fàn)さんは、「『亜細(xì)亜小東洋図』では、日本政府が高華區(qū)域の諸島を黃色で『唐土（中國(guó)領(lǐng)土を意味する）』と表示している?，F(xiàn)在、日本政府は、明治政府が1885年以降、沖縄県からの上申に基づき実地調(diào)査を數(shù)度にわたり実施し、清國(guó)による領(lǐng)有の事実がないことを慎重に確認(rèn)したうえで、 1895年に閣議決定により『尖閣諸島』を沖縄県に編入したと主張しているが、 明らかに矛盾がある」と指摘している。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/武藤）