米韓首脳、初の電話會談でさっそく「溫度差」浮き彫りに?=韓國ネット「米國は明らかに警戒」

Record China    2021年2月5日(金) 17時20分

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5日、韓國日報によると、米韓首脳による電話會談が4日に行われたが、北朝鮮問題に対するバイデン米大統(tǒng)領と文大統(tǒng)領との立場には「溫度差」が見られた。寫真は文大統(tǒng)領(韓國大統(tǒng)領府Facebookより)。

2021年2月5日、韓國メディア?韓國日報によると、ジョー?バイデン米大統(tǒng)領は文在寅(ムン?ジェイン)大統(tǒng)領との初の電話首脳會談で北朝鮮の核問題について「米韓間が同じ立場でいることが重要だ」との考えを示した。記事は「『速やかな対北朝鮮政策づくり』を強調(diào)した文大統(tǒng)領とは溫度差がある」と指摘している。

記事によると、米韓首脳は4日午前8時25分ごろから約32分にわたって対話した。北朝鮮の核問題について、文大統(tǒng)領は「朝鮮半島の恒久的な平和の定著を前進させるため共に努力しよう」と述べた。これに対しバイデン大統(tǒng)領は「朝鮮半島問題の主な當事者である韓國の努力を評価する」としつつも「米韓間が同じ立場でいることが重要で、共通の目標に向け緊密に協(xié)力していく」と述べたという。記事は「文大統(tǒng)領が『速度』を強調(diào)したのに対し、バイデン大統(tǒng)領は『米韓間の目標の一致』を強調(diào)した」と指摘している。

この「溫度差」は米國側(cè)の発表にも表れていたという。米ホワイトハウスは、米韓首脳が「対北朝鮮問題を緊密に調(diào)整していくことにした」と発表した。記事は「先月28日に行われた日韓電話首脳會談で『朝鮮半島の完全な非核化の必要性を確認した』と発表したことと比べても原論的な説明のみにとどめた印象だ」と指摘している。ある専門家は「米韓間の通話內(nèi)容に対するホワイトハウスの単語選択は非常に慎重だった」とし、「北朝鮮問題に対する米韓の優(yōu)先順位の違いが現(xiàn)れたもの」と分析したという。

また、米ホワイトハウスの説明からは省かれたというが、韓國大統(tǒng)領府は「米韓首脳は、日米韓3者間の協(xié)力が必要との意見で一致した」と明らかにした。これについて記事は「日米韓の3者協(xié)力體制が『中國けん制』の意味を持つにもかかわらず、バイデン政権が掲げる『同盟主義』に歩幅を合わせるという意思を示したもの」と説明している。

これに韓國のネットユーザーからは「文大統(tǒng)領は退任前にできるだけ多くのものを北朝鮮にあげたいのだろう」「米國は明らかに文大統(tǒng)領を警戒している」「なぜ速度が大事なのか分からない。こんなに重要な問題で速度を優(yōu)先する人なんていないよ。速度を求めれば求めるほど韓國は北朝鮮に有利な立場を與え、交渉で振り回されることになる」「北朝鮮はじっとしているのになぜ文大統(tǒng)領はそうなのか。文大統(tǒng)領が『米朝対話』や『平和』を強調(diào)したせいで北朝鮮のミサイルは拡大した。つまり今のやり方が間違っているということだ」など、文大統(tǒng)領の立場に否定的な聲が上がっている。

一方、一部では「文大統(tǒng)領の任期もあとわずか。急ぎたい気持ちも分かる」「われわれの望みは朝鮮半島の統(tǒng)一だ」など擁護する聲も見られた。(翻訳?編集/堂本

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