anomado 2021年2月9日(火) 10時20分
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映畫「グリーン?デスティニー」の公開からおよそ20年。臺灣出身の映畫監(jiān)督アン?リーが、これまでの映畫界への貢獻を稱えられて、フランス政府からレジオン?ドヌール勲章のシュヴァリエ(5等)を授與された。
2月5日、ハリウッドで活躍する臺灣出身の映畫監(jiān)督アン?リー(李安)が、映畫文化における卓越した業(yè)績を認められ、フランス政府から最高位勲章のレジオン?ドヌール勲章を授與されたことが明らかになった。これまでにこの勲章を贈られた映畫監(jiān)督には、クリント?イーストウッド、スティーブン?スピルバーグ、ウォン?カーウァイ(王家衛(wèi))、黒澤明、北野武などがいる。
リー監(jiān)督は、2000年に公開された映畫「グリーン?デスティニー」で、派手な武術(shù)アクションと絵巻物のような映像美を組み合わせ、臺灣の金馬奨、香港の香港電影金像奨、米國のアカデミー賞と、重要な賞レースを総なめにするという、中華圏の映畫として初の快挙を成し遂げた。ワイヤーアクションの新時代を切り開いたとされるこの作品は、その後の中華圏の武俠映畫に大きな影響を與え、映畫史に殘る名作として知られている。
リー監(jiān)督は以前、米國メディアの取材に対し、「グリーン?デスティニー」の名シーン「竹林の戦い」を振り返りながら、當(dāng)時の心境をこう語っている。
「チョウ?ユンファ(周潤發(fā))とチャン?ツィイー(章子怡)が竹林を駆け抜けながら剣を交えるシーンは、ワイヤーを駆使する危険なアクションだったので、彼らがケガをするのではないかと常に心配していました」
また、昨年アカデミー賞を受賞した韓國映畫「パラサイト 半地下の家族」について、「グリーン?デスティニー」が外國語映畫として成功を収めた前例が「パラサイト」の受賞を後押ししたのではないかと問われると、「映畫で生かされた経験は、先輩から後輩へ受け継がれていきます。先輩の経験が私の映畫を成功させ、私の経験が後輩の映畫を成功に導(dǎo)いているのでしょう。映畫界は大きなファミリーです」と謙虛に答えた。
2003年の「ハルク」、2005年の「ブロークバック?マウンテン」、2012年の「ライフ?オブ?パイ/トラと漂流した227日」などの名作を手掛け、名実ともにハリウッドで最も成功を収めたアジア系映畫監(jiān)督の一人となったアン?リー。円熟期を迎えた名匠の凄腕に今後も期待したい。(提供/華流?anomado)
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