中國上海市のテーマパークで先日、女の子がなくしたクマのぬいぐるみを8トンのごみの中から清掃スタッフらが3日かけて探し出すという出來事があった。パーク側(cè)の対応に中國のネットユーザーから賛否の聲が上がっている。

現(xiàn)地メディアによると、このぬいぐるみの持ち主は王［日斤］依ちゃんという女の子。ぬいぐるみとは1歳の時(shí)から一緒に眠る仲で、先月28日に遊びに行った上海海昌海洋公園にも連れて行ったが、同園を後にしてからぬいぐるみが見當(dāng)たらないことに気が付いた。その日の夜は夜中まで泣き続け、眠った後も涙を流していたそうだ。

一方、［日斤］依ちゃん一家が利用した園のホテルでは、當(dāng)日の清掃スタッフがぬいぐるみのことを覚えていた。ただ、ごみ箱の近くに落ちていたためごみとして扱われており、その時(shí)はすでに園全體の3日分のごみが放置される施設(shè)に―。その中でのぬいぐるみ探しは極めて困難な作業(yè)だが、9人のスタッフは「試しにやってみよう」という気持ちでごみに手を伸ばし、開始から3日目となる先月31日についに見つけ出したという。

スタッフらは［日斤］依ちゃんにぬいぐるみを返す前に消毒して、「この數(shù)日間、ぬいぐるみは探検をしていたんだよ」という手紙も書いた。さらにはぬいぐるみを主役にした「探検動畫」も撮影。こうした対応にネットユーザーから「サービスが行き屆いている上、子どもの心を守った」という稱賛の聲が寄せられる一方、「小さなぬいぐるみのためにこれほどの人力や物を使う必要があったのか」と疑問視する聲も上がっており、記事では園の擔(dān)當(dāng)者が「3日間というのは丸3日間探したということではありません」「ぬいぐるみ探しに當(dāng)たったのはホテルや園のスタッフです。公共の資源を無駄にはしておらず、保護(hù)者とのやり取りの中で［日斤］依ちゃんがどれだけ傷付いているか分かりました。もうすぐ春節(jié)ですし、楽しい気分で新年を迎えてほしかった」と話したことが伝えられている。

この記事にも多くのネットユーザーがコメントを寄せており、「探す価値、あると思う」「大したものだ。良いことだと思うよ」「公共の資源の無駄ではなくてもスタッフのエネルギーと時(shí)間は奪われた」「広告以上の効果」などの聲の他に、「見つかるのは當(dāng)然と思わせるのではなく、なくしたものを取り戻すのが難しいということを子どもに理解してもらえたらいいな」という意見も聞かれた。（翻訳?編集/野谷）