1年で7回も隔離生活を強いられた中國人女性、「郷愁とは何か」で悟りを得る

Record China    2021年2月14日(日) 21時30分

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Aさんは過去1年間の間にコロナ対策の影響で7回もの隔離生活を強いられた。その結(jié)果、「中國人にとって郷愁とはなにか」について、一種の“悟り”を得たという。

大衆(zhòng)網(wǎng)や鳳凰網(wǎng)などの中國メディアは12日、コロナ禍が発生して以來、7回も「隔離生活」を強いられた女性が、河北省石家荘の実家に戻って春節(jié)(舊正月、2021年は2月12日)を過ごすことができたという話題を紹介した。

Aさんは北京市內(nèi)で國有企業(yè)に勤務(wù)している女性だ。20年1月に新型コロナウイルス感染癥の流行が本格化して以來、これまでに7回も感染拡大の防止のための「隔離」の対象になったという。

隔離の原因は、同じツアー旅行に參加した他の參加者に感染者が出たことや、注文した料理を職場に屆けた配達員の感染が判明したこと、さらに河北省石家荘市に一時帰省したところ、石家荘市での感染が拡大したため、北京に戻ってから隔離措置の対象になったことなどだった。

北京から石家荘までは、高速鉄道を利用すればわずか1時間あまりだ。しかしAさんにとって、石家荘で春節(jié)を過ごすまでの道のりは途方もなく長かったという。

Aさんによると、仕事が忙しく精神的な重圧を強かったため、昨年までは春節(jié)當(dāng)日は同性の親友と海外旅行やっ國內(nèi)旅行をして過ごしていた。実家にも顔を出すが旅行から帰ってからなので、家族と年を越すことはなかった。しかし、感染癥の影響を受けたことで「やっぱり実家で年越しをするのが最高」と思えるようになったという。

Aさんは、7回の隔離生活を過ごしたことで「郷愁とは何か」を深く感じることになった。中國人にとって、そして自分自身の「郷愁」とは、故郷を思う気持ちや言葉では表すことのできない何かだけではなくて、とりわけ大きいのは「舌の上に刻まれた味覚」と思うようになったという。

中國人、特に中國北部に住む人は、「年越し」の際に一家でギョーザを作って食べる習(xí)慣がある。日本では「ギョーザの皮」が市販されているが、中國では家族全員が一緒になって皮からすべて手作りすることが一般的だ。

Aさんは「一番食べたいのは家族で作ったギョーザ。家族の味が懐かしくて仕方なかった」と説明した。Aさんの実家では年越しの際に家族が集まり、肉料理や魚料理など8品を作る。それに加えて餃子も作ることが絶対に欠かせないという。

Aさんにとって幼かったころの年越しの思い出とは、父と母が自分にギョーザづくりを教えてくれた光景という。Aさんは「実家に戻って年を越すのは本當(dāng)にすばらしい。一家が改めて一堂に會することは最高に幸せです」と述べた。(翻訳?編集/如月隼人

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