2021年2月14日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、臺(tái)灣各界において「武漢肺炎」の呼稱(chēng)をめぐる論戦が繰り広げられていると報(bào)じた。

記事によると、馬英九（マー?インジウ）前総統(tǒng)が12日、蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)、蘇貞昌（スー?ジェンチャン）行政院長(zhǎng)、陳時(shí)中（チェン?シージョン）衛(wèi)生福利部長(zhǎng)に対して「世界保健機(jī)関（WHO）がすでに新型肺炎という名稱(chēng)を定めている。トランプ米前大統(tǒng)領(lǐng)も『中國(guó)肺炎』と稱(chēng)して人種差別とのそしりを受けた」といった理由から、新型コロナ肺炎について「武漢肺炎」の呼稱(chēng)を用いないよう求めた。

陳部長(zhǎng)は14日の記者會(huì)見(jiàn)でこの件について「疾病コントロール指揮センターではすでにCOVID-19の呼稱(chēng)を使い始めて10日以上経過(guò)している」と回答した。また、馬前総統(tǒng)が臺(tái)灣政府に対して「中國(guó)本土からワクチン提供の意向があった場(chǎng)合、直ちに斷ってはならず、善意を示すべき」と呼び掛けたことについては「技術(shù)的な資料が不十分であり、科學(xué)的なデータも発表されていないため、中國(guó)本土ワクチンはわれわれの候補(bǔ)に入っていない」とし、えん曲に拒否したという。

さらに、「武漢肺炎」の呼稱(chēng)をめぐっては、中國(guó)の民間放送會(huì)社?中國(guó)広播公司の趙少康（ジャオ?シャオカン）董事長(zhǎng)も14日に「中臺(tái)は和解に向けた対話(huà)をすべきである」とした上で、蘇行政院長(zhǎng)に対して「武漢肺炎」の呼稱(chēng)使用を避けるよう呼び掛けた。

一方で、李孟諺（リー?モンイエン）事務(wù)局長(zhǎng)は「武漢肺炎は差別的な表現(xiàn)ではなく、疾病が発見(jiàn)された時(shí)に俗に用いられるようになった名稱(chēng)。日本脳炎やスペイン風(fēng)邪などと同様だ。差別だ偏見(jiàn)だとあおり立てるようなことはやめてほしい」と語(yǔ)ったという。（翻訳?編集/川尻）