臺(tái)灣出身のチェリストで女優(yōu)のNana（ナナ/歐陽(yáng)娜娜）や、歌手で俳優(yōu)のライ?グァンリン（頼冠霖）がSNSで中國(guó)人民解放軍を賛美したことが、統(tǒng)一戦線工作の片棒を擔(dān)いでいると批判を浴び、再び物議を醸している。

中國(guó)人民解放軍の機(jī)関紙が19日、昨年6月にインドと中國(guó)の國(guó)境にある紛爭(zhēng)地帯で発生した軍事衝突で、解放軍の兵士4人が死亡したことを初めて明らかにした。これを報(bào)じた共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)による中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）の投稿を20日、Nanaがシェアし、「祖國(guó)の山河は一寸も失ってはならない」のハッシュタグをつけ、兵士たちを「英雄」と稱えるメッセージを投稿した。

同じく20日、韓國(guó)のアイドルユニットWanna One出身のライ?グァンリンも、このニュースを報(bào)じる國(guó)営テレビ?中央電視臺(tái)（CCTV）のウェイボー投稿をシェアし、同じハッシュタグで兵士たちを稱えている。

2人の投稿內(nèi)容を臺(tái)灣メディアが大きく報(bào)じており、ネット上では中國(guó)共産黨による統(tǒng)一戦線工作の「片棒を擔(dān)いでいる」、または「いいように利用される哀れな若者」といった批判の聲が噴出している。

中國(guó)を拠點(diǎn)に活動(dòng)し、その愛(ài)國(guó)発言がたびたび批判を浴びているNanaだが、最初に注目されたのは2019年3月。ウェイボーで自身のルーツは江西省だと語(yǔ)り、「中國(guó)人であることが誇らしい」と投稿。8月には香港での民主化運(yùn)動(dòng)の最中、抗議活動(dòng)を亂暴な方法で阻止しようとする香港警察への支持を表明した。また、昨年は國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日）に放送された國(guó)営テレビの特別番組で、愛(ài)國(guó)ソング「我的祖國(guó)」（私の祖國(guó)）を歌ったことも話題になった。

同じく中國(guó)を拠點(diǎn)に活動(dòng)するライ?グァンリンについては、昨年11月に路上での喫煙＆つば吐きがカメラに捉えられ、深刻なイメージダウンとなった。今回の解放軍兵士への稱賛コメントについて臺(tái)灣のネット上では、「汚名返上のために必死」と嫌悪感を示す聲も多く上がっている。（Mathilda）