中國紙?環(huán)球時報は22日、「日中韓で単身者は増加の一途」と指摘する記事を掲載した。

記事によると、中國の多くの若者にとって「今年いくつ？」「相手はいるの？」「結(jié)婚はいつ？」という周囲からの質(zhì)問は春節(jié)（舊正月）シーズンの帰省に恐れを抱かせる重しとなっている。記事は「単身問題は中國の一部若者の難題であるだけでなく、他の東アジア諸國の悩みにもなっている」と述べ、ロシアのイタル?タス通信が19日付で「日中韓などの東アジア國家で単身者のグループが拡大し続けている」と報じたことを紹介。そしてユーロモニターが昨年8月に発表したリポートによるものとして、「人口増加の鈍化と人々の経済的獨立性の向上などにより、2018‐19年に世界の単身者數(shù)は大幅に増加した。増加幅は31％に達(dá)し、うちアジア太平洋地域の國家の『貢獻(xiàn)率』は半分に上った。こうした傾向は少なくとも40年まで続く見通しだ」と指摘した。

韓國メディアは韓國行政安全部のデータを基に、「20年の韓國の単身人口は前年比39．1％増となり、獨居人口は900萬人を超えた。獨居家庭は全家庭の約30％を占めた」と報じたという。

環(huán)球時報は「単身者數(shù)においては日本も引けを取らず、日本は『超単身國家』に向かっているところだ」と述べ、15年の國勢調(diào)査で出た「単獨世帯が一般世帯の34．6％を占める」という結(jié)果に言及。さらに國立社會保障?人口問題研究所の予測として、日本の単獨世帯は40年までに39％を超える見通しと伝えた。

中國についても「18年に単身の成人人口は2億4000萬人に達(dá)し、うち7700萬人以上が獨居狀態(tài)。21年には9200萬人に拡大すると予測される」と説明し、都市部での住宅購入、農(nóng)村部での結(jié)納など結(jié)婚に多くのコストがかかることを指摘。その上で「大きなプレッシャーと仕事や生活の目まぐるしさが、多くの人の結(jié)婚準(zhǔn)備を邪魔している」とし、北京大學(xué)心理學(xué)博士の宋萱（ソン?シュエン）氏が「この問題は全ての社會制度と経済制度が総合的に作用した下での結(jié)果。簡単な調(diào)整で解決できる問題ではない」との認(rèn)識を示していることを紹介した。（翻訳?編集/野谷）