2021年2月24日、中國共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)系の環(huán)球時(shí)報(bào)は「ウイグル人ジェノサイドは世紀(jì)のウソ！」と題する記事を掲載。カナダ下院で新疆ウイグル自治區(qū)でのジェノサイド（大量虐殺）を非難する決議が可決されたことについて、「中國政府が猛反発した」と報(bào)じた。

記事は、カナダ下院で22日、中國政府による新疆でのウイグル族に対するジェノサイドを非難する決議が266対0の賛成多數(shù)で可決され、2022年の冬季五輪開催地を北京から変更すべきだとの主張も起きたと紹介。一方で、この決議にはトルドー首相を初めてほとんどの閣僚が參加しておらず、かつ決議には法的な拘束力がないことを伝えた。

そして、中國外交部の汪文斌（ワン?ウエンビン）報(bào)道官が23日の記者會(huì)見で「カナダ下院による動(dòng)議は事実や常識(shí)をないがしろにし、中國を意図的に汚辱するものだ」と強(qiáng)く非難し、カナダ側(cè)に抗議を行ったことを明らかにしたほか、叢培武（ツォン?ペイウー）駐カナダ中國大使も23日に現(xiàn)地メディアの取材に対して「世紀(jì)のウソだ」と表現(xiàn)し、「ウソをばら撒き、人権保護(hù)に背く行為について、カナダ側(cè)には誤りを正すことを求める」と述べたことを紹介している。

その上で「近ごろ、米國とその盟友であるオーストラリア、英國、カナダが代わる代わる新疆問題で際限なく中國をおとしめており、いわゆる新疆の人権問題と北京冬季五輪を結(jié)びつけている。これは2008年に西側(cè)の一部勢(shì)力がチベットの人権問題を理由に同年の北京五輪ボイコットを呼び掛けた手法と同じだが、彼らのもくろみは今回も絶対に失敗する」と主張した。

記事は、米紙ニューヨーク?タイムズの報(bào)道を引用し、五輪ボイコットの呼び掛けは國際五輪委員會(huì)（IOC）も反対しているほか、五輪の大型スポンサーなどの國際企業(yè)、組織に対する中國の影響力がかつてないほど大きくなっていると指摘。それ故に中國にしてみればボイコットの呼び掛けに何の憂慮も抱くことのない狀況であるとした。

そして、08年の北京夏季五輪のボイコットを主張していたカナダのハーパー首相（當(dāng)時(shí)）が、結(jié)局は同大會(huì)の閉會(huì)式に出席したことを「典型的な例」として取り上げた。（翻訳?編集/川尻）