2021年2月24日、米華字メディア?多維新聞は、中國が「高速鉄道時(shí)代」から「リニア時(shí)代」への移行に乗り出し始めたとする記事を掲載した。

記事は、中國の中でも発展が進(jìn)んでいる広東省が今月、北京と香港、マカオを、上海と広州、深圳を結(jié)ぶ高速リニア線計(jì)畫を初めて明確に打ち出したと紹介。中國がいよいよリニアモーターカーの発展を推進(jìn)する決心をしたことの表れではないかとの憶測が飛び交っていると伝えた。

そして、これまで中國は高速鉄道とリニアの発展を天秤にかけ、種々の理由から高速鉄道の発展を優(yōu)先させてきたと解説。その理由について、リニア技術(shù)開発に掛かるコストが莫大であり、21世紀(jì)初頭時(shí)點(diǎn)での中國の経済力ではよりコストの低い高速鉄道の整備を選ばざるを得なかったこと、20年前の中國はまだリニアの重要技術(shù)を掌握できておらず、上海リニアの建設(shè)もドイツの技術(shù)を採用していたこと、高速鉄道が既存の鉄道との互換性に優(yōu)れていたこと、そして高速鉄道の整備に必要な関連産業(yè)がリニアより多く、さまざまな産業(yè)分野の発展が期待できることがあったとしている。

さらに、將來的に自國の技術(shù)を海外に輸出する場合、高額なリニア路線では國際市場での受注が見込めないという點(diǎn)も考慮されたとの見方を示した。

記事は、中國で改革開放が始まってから40年が経過した現(xiàn)在、21世紀(jì)の初頭に比べて財(cái)政収入、技術(shù)力も比較にならないほど飛躍的に高まり、鉄道分野の技術(shù)、生産能力いずれをとっても世界トップクラスになったと紹介?，F(xiàn)在、各地で積極的に高速リニアの整備が計(jì)畫されており、近い將來リニアが高速鉄道と並ぶ中國の「名刺」となり、ひっそりと「リニア時(shí)代」がやってくることだろうとした。（翻訳?編集/川尻）