國(guó)政壟（ろう）斷や國(guó)家情報(bào)院による大統(tǒng)領(lǐng)府への秘密資金上納事件などにより最高裁判所で有罪判決を受けた樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)に対し、罰金?追徴金未払いのため、検察が強(qiáng)制執(zhí)行を検討しているという。26日、韓國(guó)メディア?ニューシスが伝えた。

記事によると、樸前大統(tǒng)領(lǐng)は2020年7月に、罰金180億ウォン（約17億円）及び追徴金35億ウォン（約3億3000萬(wàn)円）の実刑判決を受けた。韓國(guó)の刑法は、罰金と追徴金を判決確定日から30日以內(nèi)に納付するよう規(guī)定しているが、2度にわたり納付命令書が送付されたにもかかわらず、自主納付期限の満了日である22日までに納付が確認(rèn)されなかったという。

これに対し検察は、追徴保全命令により確保していた樸前大統(tǒng)領(lǐng)の自宅や預(yù)金?債券、擔(dān)當(dāng)弁護(hù)士が保管していた30億ウォン（約2億8000萬(wàn)円）相當(dāng)の小切手などを?qū)澫螭恕?qiáng)制執(zhí)行の手続きを踏む予定だ。隠匿財(cái)産の追跡も同時(shí)に行われる。

凍結(jié)された財(cái)産はまず35億ウォンの追徴金に充當(dāng)され、殘りは180億ウォンの罰金に充てられると予想されている。しかし、樸前大統(tǒng)領(lǐng)の保有財(cái)産は60億ウォン（約5億7000萬(wàn)円）程度と推定されており、凍結(jié)財(cái)産を処分しても罰金を全額納付するのは困難という見解もある。

この場(chǎng)合は換刑処分が適用され、刑務(wù)所內(nèi)の労役場(chǎng)において最大3年間の労働が課せられるという。労役場(chǎng)への留置が確定すると、すでに下された刑の執(zhí)行は一旦停止されるが、結(jié)果的に刑期が延びることになる。その場(chǎng)合、「一部で是非が議論されている樸前大統(tǒng)領(lǐng)の赦免にも否定的な影響を與える可能性がある」と記事は説明している。

またソウル中央地検は、自動(dòng)車部品會(huì)社「ダース（DAS）」の実所有による裏金工作事件で重刑が確定した李明博（イ?ミョンバク）元大統(tǒng)領(lǐng)についても強(qiáng)制執(zhí)行手続きを進(jìn)めているという。

李元大統(tǒng)領(lǐng)は2020年10月に懲役17年と罰金130億ウォン（約12億3000萬(wàn)円）、追徴金57億8000萬(wàn)ウォン（約5億4800萬(wàn)円）の実刑が確定した。検察は判決確定後に納付命令書を送付したが、自主的に納付は行われなかったという。これにより、李元大統(tǒng)領(lǐng)の自宅と富川にある工場(chǎng)と敷地の公売手続きが進(jìn)められている。

この報(bào)道に対し韓國(guó)のネットユーザーは、「正義が失われた時(shí)代にわれわれは生きている」「文大統(tǒng)領(lǐng)も任期終了後はどうなるかな」などのコメントに加え、「少なくとも樸政権では不動(dòng)産価格は安定していた」「今の政権に比べれば、國(guó)政壟斷で刑務(wù)所に入れられる必要があったのかどうか謎だ」「何をどう國(guó)政壟斷と判斷されたのか今も全く分からない」「花が散った後で春だったと分かった。申し訳ない」など、樸前大統(tǒng)領(lǐng)に同情する反応を見せている。（翻訳?編集/丸山）