北京日?qǐng)?bào)によると、北京市內(nèi)の集合住宅で12日未明から13日早朝にかけて、浴室のドアに不具合が生じたために出られなくなり、30時(shí)間以上も閉じ込められた獨(dú)身女性がいたことが分かった。

女性は浴室に入った際に、いつもの習(xí)慣で內(nèi)側(cè)から鍵をかけた。ところが浴室から出ようとしたところ、扉がどうしても開かなかった?！缸畛酩先·檬证瑝菠欷郡韦人激?、取っ手をひねり続きましたが開きませんでした。それで、ロックのシリンダー部分に問題があると分かりました。攜帯電話を持っていなかったので、電話で助けを求めることもできず、焦りはじめました」という。

女性は次に、眉そりかみそりの容器を持って、浴室ドアのガラス部分をたたいた。割れたので、その隙間から手を伸ばして、外側(cè)にかかっていた鍵を使って外からロックをはずしてドアを開けようとした。開かなかったため、足でドアをけることもした。すべてうまくいかなかった。女性は自力では脫出できないと悟った。そこで、しばらく便器に座って體力を回復(fù)させることにした。

時(shí)間を知ることはできた。室內(nèi)にあった音聲に反応する機(jī)器に聲をかけて、尋ねることができたからだ。浴室には窓がなく、1時(shí)間ごとに大聲で叫んで助けを求めたが、反応はなかった。宅配便の配達(dá)人がやって來(lái)るが、専用のロッカーに入れてしまう。ドアのところまで來(lái)てはくれないので、狀況は伝えられない。

女性はそれでもあきらめなかった。シャワーのヘッドで、浴室內(nèi)のガス管をたたき続け、大聲で叫び続けた。叫びすぎて喉が渇くと、水道水を飲んだ。ちなみに、中國(guó)人は普段、水道水を直接飲んだりはしない。

とうとう13日午前4ごろになり、階下の住人が異変に気付いた。事情が分かった階下の住人が、錠前技術(shù)者を呼んでくれた。女性が浴室に閉じ込められたのは12日未明だった。すでに30時(shí)間以上も何も食べていない狀態(tài)と知らされた錠前技術(shù)者は、途中で牛乳とパンを買ってきてくれた。技術(shù)者が到著し、鍵を開けてくれたことで、女性はようやく浴室から外に出られた。

女性が遭遇した窮狀は、一人暮らしをする人に特有のリスクと言える。女性は自分の経験を振り返り、「特殊な狀況」に陥ってしまった場(chǎng)合には冷靜さと體力を維持することが必要であり、自分がこれから何をするのか、事態(tài)をどのように打開するのか、複數(shù)の計(jì)畫を立てるべきと述べた。さらに、狀況が厳しければ厳しいほど、心を強(qiáng)く持たねばならないという。

女性によれば、家族や友人とは、日ごろから連絡(luò)しておかねばならない。そして、連絡(luò)がどれぐらいの時(shí)間とれなくなったら警察に通報(bào)するか、打ち合わせをしておく必要があるという。また、音聲により操作できる機(jī)器を置いておけばよいという。女性は、多くのシステムによる通報(bào)機(jī)能を備えた、人工知能を応用した機(jī)器がもっと増えるとよいと、希望を語(yǔ)った。

なお、女性が浴室に閉じ込められた12日未明は、春節(jié)（舊正月）の初日で、中國(guó)では大型連休のさなかだった。（翻訳?編集/如月隼人）