2014年4月27日、大公網(wǎng)は韓國での旅客船沈沒事故による韓國首相の引責辭任を報じ、その職務について伝えた。大統(tǒng)領制を敷く韓國では、大統(tǒng)領が押しも押されもせぬ最高統(tǒng)治者であり、首相はその補佐役として主に國內経済を擔當する。だが、首相には大統(tǒng)領の補佐、各行政部門の統(tǒng)括、國務委員（大臣に相當）解任の建議、國務委員への議案の提出、行政部門の長の指名などの限られた権力しか與えられていない。

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憲法では大統(tǒng)領が首相と國務委員から構成される國務會議の議長を務めることが定められており、これは首相が大統(tǒng)領からの制約を受けることを意味する。

大統(tǒng)領は対外的に韓國を代表し、陸海空軍の統(tǒng)帥権を保有する。外交と軍の指揮権を持たない首相の影響力はおのずから小さくなり、このこともその活動が報じられることの少ない理由となっている。

堂々たる「ナンバー2」の首相は、実質的には損な役回りを擔わされている。評価の目は厳しく、職責は重く権力は小さい。だが、首相は政治的にはある特殊な役割を持っている。それは、國の安定や政権の存続を脅かすような突発事件が起こった際に泥をかぶり、大統(tǒng)領と與黨の盾となることだ。そのため、首相は大統(tǒng)領の「防火壁」だとも言われている。大統(tǒng)領が主導する韓國では、首相は一般的に大統(tǒng)領と同じ黨から選出される。辭任が認められた鄭●原（チョン?ホンウォン、●は火へんに共）は、樸大統(tǒng)領と同じセヌリ黨に所屬している。（翻訳?編集/岡本悠馬）