中國メディアの界面は1日、「『限韓令』解除か、韓國の化粧品は中國で頂點(diǎn)に返り咲けるか」とする記事を掲載した。

「限韓令」とは、在韓米軍による2017年の高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）配備を受けた、中國政府による韓國への団體観光客の渡航禁止、韓流コンテンツの流入禁止、韓國企業(yè)への圧力などを指す。

記事によると、中國國営中央テレビ（CCTV）などを傘下に置く中央広播電視総臺(tái)と韓國放送公社（KBS）は2月22日、テレビ會(huì)議形式で協(xié)力文書を締結(jié)。協(xié)力メカニズムを構(gòu)築し、番組の內(nèi)容やメディア技術(shù)、産業(yè)経営などの面でも全面的に協(xié)力していくことで一致した。これについて、「限韓令」解除に向けた重要なメッセージとの見方が出ているという。

韓國の化粧品は、「限韓令」により中國の輸入化粧品市場でトップの座を奪われた。2014年の韓國の化粧品輸出額は前年比89％増の19億2000萬ドルで、輸出全體に占める中國の割合は31％となり、中國は韓國の化粧品にとって最大の輸出先となった。その後、増加傾向にあったが、THAAD配備問題が発生すると、輸出全體に占める中國の割合は18年が20％、19年は14％にまで落ち、19年以降、中國市場における韓國の化粧品の地位は日本とフランスに抜かれるまでに低下している。

韓國の化粧品業(yè)界からは「限韓令」解除に期待を寄せる聲も聞かれるが、記事は「韓國の化粧品が中國市場で頂點(diǎn)に返り咲き、ナンバーワンの市場シェアを取り戻すことはそれほど容易ではない」と指摘。中國の若い世代の消費(fèi)者の間では國産ブランドを好む傾向が強(qiáng)まっており、中國のネットサービス大手、騰訊（テンセント）の19年の調(diào)査によると、國內(nèi)市場における國産化粧品メーカーのシェアは56％にまで上昇し、消費(fèi)者の42％が「國內(nèi)メーカーを選ぶ」とし、9割が「國産化粧品を繰り返し買いたい」と回答したことを伝えている。（翻訳?編集/柳川）