「韓國(guó)キムチ」を名乗る権利を得たにもかかわらず、韓國(guó)のキムチ製造業(yè)者は対応に苦慮しているという。3月3日、韓國(guó)メディア?ハンギョレが伝えた。

記事によると、商品に「韓國(guó)キムチ」または「大韓民國(guó)キムチ」という言葉を使用するためには、2020年8月に改正された「キムチ産業(yè)振興法」に基づき、「地理的表示」の登録をしなければならない。登録することでその商品は、その地域（國(guó)）の特性を有する共有の知的財(cái)産として保護(hù)されることになる。利川の米、寶城の緑茶、ボルドーのワイン、ナポリのピザがその代表例だ。商品名に「韓國(guó)」を使う権利が認(rèn)められたのは「韓國(guó)（高麗）人參」に続き、キムチが2番目だという。

韓國(guó)関稅庁の集計(jì)では、2020年のキムチ輸出額は1億4243萬ドル（約152億円）であり、2019年の1億479萬ドル（約112億円）より36％増加した。輸出先は日本や米國(guó)を含め85カ國(guó)に上り、コロナ禍においてキムチが免疫機(jī)能を高めるという認(rèn)識(shí)が広まったことで輸出が急増したという。そのため低コストの外國(guó)産キムチが世界市場(chǎng)で韓國(guó)産キムチに「化ける」ことを防止する目的で、政府と業(yè)界は合意し法改正を行った。

しかし改正から8カ月が経過しても、登録申請(qǐng)を行った業(yè)者は1つもないという。農(nóng)水産加工品については「対象地域で生産されたもののみを主原料とし、その地域で加工された製品」に登録が許可されるため、キムチの場(chǎng)合、韓國(guó)內(nèi)で生産された主原料（混合比率が高い3つ以內(nèi)の原料）をもとに、韓國(guó)內(nèi)で加工しなければ地理的表示権の取得が不可能となる。主原料はキムチの種類によって異なるが、白菜、大根、唐辛子などが該當(dāng)する。

キムチの製造業(yè)者は、異常気象や災(zāi)害時(shí)の価格変動(dòng)を考慮し、「例外」のガイドライン作成を政府に要請(qǐng)中だという。また、韓國(guó)産唐辛子のほとんどが米食品醫(yī)薬品局（FDA）の禁じるヘキサコナゾールなどの農(nóng)薬成分を含んでいるため、韓國(guó)のキムチ製造業(yè)者は主に輸入唐辛子粉を使用している。記事は、「主原料である唐辛子が輸入品のため、地理的表示を取得するのが困難だ」と説明している。

しかし韓國(guó)農(nóng)林畜産食品部の関係者は、「（すでに地理的表示の登録が済んでいる）麗水の突山からし菜キムチも主原料の調(diào)達(dá)から加工までを全て麗水で行っている」と述べており、例外を設(shè)けるのは難しいという見解だという。

これに対し、韓國(guó)のネットユーザーからは「高くても國(guó)內(nèi)産の材料で作って輸出すべきだ。韓國(guó)産にこだわる人はこだわる」「これは政府が正しい。中國(guó)産の材料で作って韓國(guó)産とは言えない」「なぜ例外が必要なんだ？高価な材料を使って高額で輸出すればいいのに」「輸入品の唐辛子粉には農(nóng)薬が含まれていないというのか？」「米國(guó)が禁じる農(nóng)薬以外のものを使えばいい。農(nóng)薬を言い訳に安い輸入品を使いたいだけでは？」など、例外を認(rèn)めないことを支持する意見が多く寄せられた。（翻訳?編集/丸山）