対日輸出競爭でパイナップルが価格暴落、他の果物も―臺灣

Record China    2021年3月7日(日) 18時0分

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中國への輸出を差し止められたため、臺灣ではパイナップルの対日輸出が増加したが、売り込み競爭のために価格が暴落した。その他の果物でも、価格の下落が発生している。

臺灣メディアのアップルデーリーは5日、臺灣では中國への輸出を差し止められたため、パイナップルの対日輸出が増加したが、売り込み競爭のために価格が暴落したと伝えた。その他の果物でも、価格の下落が発生しているという。

中國は3月1日に、「有害生物の存在」を理由に臺灣からのパイナップル輸入を停止した。そのため、臺灣では日本市場に販路を求める動きが発生した。臺灣から日本に対するパイナップル輸出は、2020年には2000トン余りだったが、臺灣?農(nóng)業(yè)委員會の陳吉仲主任委員によると、3日時點での日本側(cè)による臺灣パイナップルの購入予約量は5000トンであり、それとは別に1200トンの追加購入を連絡(luò)してきた業(yè)者もあり、合計では6200トンに達(dá)するという。

最近では、パイナップルの対中輸出を手掛けていた業(yè)者が、日本への輸出に切り替えようと望んでいる。臺灣當(dāng)局は業(yè)者に対して、品質(zhì)が劣るパイナップルを高級品と稱して日本に売り込まないよう、指導(dǎo)を強化しているという。

臺灣の業(yè)者にとって深刻なのは、悪性の価格競爭が発生していることだ。パイナップルの価格はこれまで比較的安定しており、過去2年間は産地からの出荷についての目標(biāo)価格は、キロ當(dāng)たり21臺灣ドル(約81円)を維持してきた。しかし現(xiàn)在はキロ當(dāng)たり13臺灣ドル(約50円)程度と、価格が4割程度下落している。

パイナップルだけではない。臺灣東部では、バンレイシ(釈迦頭)とチェリモアを掛け合わせて作られたアテモヤ(鳳梨釈迦)という果物の価格も下落した。大きな原因の一つが、大陸側(cè)が検疫を強化していることだという。

アテモヤは収穫後、冷蔵保存しても5日程度しかもたず、通関に時間が掛かると熟しすぎてしまう。そのため、流通業(yè)者も買い控えをしており、キロあたり100臺灣ドル(約388円)だった価格が80臺灣ドル(約310円)程度になったという。(翻訳?編集/如月隼人

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