対中恐怖の誇張は危険もたらす=ジョセフ?ナイ教授

CRI online    2021年3月7日(日) 1時30分

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米ハーバード大學(xué)のジョセフ?ナイ教授は3月2日、世界最大の言論組織「プロジェクト?シンジケート」の公式サイト上で、「米中戦爭を引き起こす可能性のあるもの」と題した文章を寄稿しました。寫真は天安門広場。

米ハーバード大學(xué)のジョセフ?ナイ(Joseph Nye)教授は3月2日、各國の新聞をつなぐ世界最大の言論組織「プロジェクト?シンジケート」の公式サイト上で、「米中戦爭を引き起こす可能性のあるもの」と題した文章を寄稿しました。ナイ教授はその中で、米中両國のパワーバランスの変化に起因する両國関係の成り行きについて分析したうえで、米國に対して、中國の経済成長を誤って分析することで、米自身が諸分野における長期的な優(yōu)位性を無視して、中國に対する恐怖心を誇張して捉えて、行き過ぎた反応に出ることを避けるよう呼びかけました。

なお、「米中関係は勝負(fù)する必要のある激しい競爭関係」とした米ホワイトハウスの報道官の発言があったものの、ナイ教授は「両國は多くの分野で協(xié)力する動機があり、経済と生態(tài)分野での相互依存は、両國の間で真の冷戦が起こる可能性を弱めている」と示しています。

また、「米國が中國の経済成長に恐怖心を抱いているのは、自身が諸分野にある長期的な優(yōu)位性を見落としたためである。中國のソフトパワーは米國に遅れをとっており、米國の軍事費は中國のほぼ4倍である。地政學(xué)的な視點から見れば、米國を囲んでいるのは海を除けば、友好関係を保っていくであろう隣國である。エネルギーの安全確保においては、10年前までは輸入に頼っていた北米は、『シェール革命』によって、エネルギー輸入依存地域から輸出地域へと変わってきた。さらに、21世紀(jì)の経済成長に極めて重要なバイオ技術(shù)、ナノメートル、ITなどコア技術(shù)においても、米國が依然として世界の先頭を走っている」と指摘しました。

結(jié)びに、ナイ教授は「米國の傲慢と尊大は終始として危険である。一方、行き過ぎた反応につながるため、行き過ぎた恐怖心の誇張も同じである。我々が直面する最大の危険は往々にして自身の犯した過ちである。米中はいずれもミスジャッジに警戒しなければならない」と締めくくりました。(提供/CRI

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