今月8日、韓國成均館大學(xué)の文廟（孔子廟）の上に工事車両が落下する事故があった。中國メディアの海外網(wǎng)は11日付の記事で、先日発生した寺への放火事件に言及し、「韓國のネットユーザーが心痛」と報じている。

報道によると、事故があったのは8日午前9時ごろ。クレーン車で敷地內(nèi)に樹木を剪定（せんてい）するための作業(yè)用車両をつり上げて搬入しようとしたところ、突然ロープが切れ、瓦屋根の上に落下したという。

この事故によるけが人はいなかったが、瓦屋根は長さ6．5メートル、幅4．7メートルにわたり損傷。周囲には割れた瓦が一面に散亂した。文廟は韓國の寶物第141號に指定されており、1398年の建立から幾度かの破損、再建を繰り返し600年余りの歴史があるという。

関係者は「事故による損失はお金では測れない」と肩を落とした。韓國メディアによると、修復(fù)には少なくとも1カ月かかるという。

海外網(wǎng)の記事は、このニュースが流れるとネットユーザーからは「1000年の歴史を持つ古寺が焼失したばかりなのに」と心を痛める聲が上がったと報じている。今月5日、韓國全羅北道井邑にある內(nèi)蔵寺の大雄殿が全焼する火事があった。原因は放火で、同僚に不満を抱いた僧侶（53）が酒に酔って犯行に及んだという。（翻訳?編集/北田）